InstagramとECサイトを連携!ショッピング機能導入の6ステップ

Instagramの投稿をチェックして商品の購入を決めるユーザーは多いです。そのため、ECサイトとInstagramを連携させて、ECサイトの集客や売上に役立てることができます。 その際にInstagramのショッピング機能を活用が有効です。今回は、InstagramとECサイトを連携させるショッピング機能について、導入の手順や注意点を解説していきます。

この記事は約7分で読み終わります。

InstagramとECサイトを連携させる「ショッピング機能」とは?

Instagramでは投稿やストーリーズに商品のタグを表示することができます。企業が自社商品の紹介をしている投稿で「商品を見る」と表示されたボタンを押すと商品の詳細や値段、ECサイトのリンクに移動することができる機能です。

ショッピング機能の導入方法6ステップ

Instagramのショッピング機能は最初から利用できる機能ではありません。ショッピング機能を導入するには、所定の手順を踏む必要があります。それでは、ショッピング機能を導入するための6つのステップについて見ていきましょう。

ステップ1.利用条件を確認する

Instagramのショッピング機能で扱える商品は、提供契約とコマースポリシーに規定されています。その内容に即した商品を販売する場合にのみ、ショッピング機能を利用できます。そのため、販売しようとしている商品が条件に合うかどうか確認しておきましょう。

また、ショッピング機能は企業向けのビジネスアカウントでのみ利用が可能な機能です。現在使用しているアカウントが個人アカウントの場合には、ビジネスプロフィールに移行する必要があります。

Instagramアカウントもしくは所有権のあるFacebookアカウントも必要です。Facebookページと接続されており、Facebook内でショップの追加や、Facebookのビジネスツールであるコマースマネジャでカタログ作成をしなければなりません。

出典:Instagram、フィード投稿から商品が購入できる「ショッピング機能」を日本国内で導入開始

ステップ2.Facebookページを作成する

企業用のFacebookページを持っていない場合には、新規で作成する必要があります。

1.Facebook BusinessのFacebookページの設定方法から「Facebookページを作成」のボタンを押しましょう。

2.「ビジネスまたはブランド」と「コミュニティまたは著名人」に分かれているので「ビジネスまたはブランド」の「スタート」を押します。

3.ページの名前とカテゴリーを設定する画面に移動するので入力しましょう。

4.プロフィール写真とカバー写真の設定を行います。それぞれアップロードすると、Facebookページの完成です。

ステップ3.InstagramのビジネスアカウントをFacebookページに紐付ける

1.Instagramの設定で「アカウント」の項目にある、「ビジネスアカウントに切り替える」を選択しましょう。そうすると、現在使用している個人用のInstagramアカウントをビジネスアカウントに切り替えることができます。

ビジネスプロフィールの設定を行う画面が出てくるので、必要に応じて設定しておきましょう。「次へ」で飛ばして後から設定することも可能です。

2.「Facebookページをリンク」の画面に移動するので、リンクさせたいFacebookページを選んで「次へ」を選びます。

3.カテゴリーを選択しましょう。ピッタリ合うカテゴリーがない場合には、できるだけ近いカテゴリーで問題ありません。

4.カテゴリーの設定を終えてビジネスメールアドレスが表示されたら「完了」を押せば、紐付けされます。

ステップ4.Facebookページに商品を登録し、商品カタログを設定する

1.Facebookページの「設定」の画面から「テンプレートとタブ」の項目を選択し、「ショップ」のスイッチをONにしましょう。そうすると、「ショップ」がメニューのタブに追加されます。

2.「ショップ」をクリックしてショップの画面に移り「商品追加」をクリックしましょう。

3.製品を追加のウインドウが立ち上がるので、名前・価格・説明・チェックアウトURLなどの項目を埋めていきます。写真や動画もアップロード可能です。

4.保存をすると商品が登録されます。

5.次に複数の商品を一覧にして管理できるカタログを作成してみましょう。メニュー「カタログ」の中にある「商品」の項目を選択し、「アイテム追加」をクリックします。

6.「手動」を選択し、「次へ」をクリックするとウインドウが立ち上がって商品登録の画面になるので、3と同じ要領で項目を埋めましょう。

7.「次へ」をクリックすると「公開」と「在庫」の設定画面に移るので、両方ONにします。

8.「次へ」をクリックするとカテゴリーの設定の画面に移るので、商品に合うカテゴリーを選択しましょう。

9.次はバリエーションの設定です。色やサイズなどのバリエーションが複数ある商品の場合に設定します。1種類のみの場合には、「この手順をスキップ」を選択しましょう。この設定が完了するとカタログに商品が追加されます。

10.2個目以降の商品も5~9の手順でカタログに登録しましょう。

ステップ5.Instagramショッピング機能の申請をする

1.Instagramの「設定」から「ビジネス」の項目に入り、「Instagramショッピングを設定する」を選択しましょう。

2.「スタート」をクリックし、Facebookページを選択して「次へ」をクリックします。

3.ECサイトのURLを入力して。「審査を申請」をクリックしましょう。

4.1週間程度で審査結果が通知されます。

ステップ6.Instagram投稿にショッピングタグを追加する

審査に通過すると、ショッピングタグが使えるようになります。

1.最初に新しいストーリーズかフェード投稿を作成しましょう。

2.ストーリーズなら、スタンプアイコンから製品スタンプオプションを選択します。

フェード投稿ならタグ付です。「シェア」の画面から「製品をタグ付け」を選択します。

3.製品を選択してから、タグやスタンプの位置を設定します。なるべく製品の近くに配置すると良いでしょう。

4.最後にシェアすると一般に公開されます。

InstagramとECサイトを連携させる際の注意点

InstagramとECサイトを連携させる際には、次のような点に注意する必要があります。

ショッピング機能を利用できるのはアプリのみ

Instagramのショッピング機能はスマホアプリのみに対応しています。ショッピングタグやスタンプを追加した投稿でも、PCのブラウザで閲覧する場合には表示されません。

そのため、ショッピングタグやスタンプを付けた投稿の表示を確認する際には、スマホアプリで閲覧する必要があります。Instagramアプリをインストールしたスマホを必ず用意しておくようにしましょう。

審査に落ちることがある

Instagramでショッピング機能の申請をしても、審査に通過するとは限りません。審査に落ちてしまう可能性もあります。

審査に落ちる原因としてよくあるのが、禁止されているコンテンツや制限されているコンテンツを提供しているケースです。コマースポリシーにおいて、禁止・制限されているコンテンツが規定されているので、申請前に確認しておきましょう。

また、アカウントの種類を間違えているために審査に落ちてしまう例も見られます。InstagramもFacebookもビジネスアカウントを使用して申請しなければなりません。

まとめ

InstagramとECサイトを連携させるには、Facebookアカウントが必要です。Facebookページで商品を登録し、Instagramでショッピングタグやスタンプを付けることで、ECサイトと連携できます。

手順がやや面倒で審査に落ちてしまうこともあるかもしれません。そのため、すでにFacebookとリンクさせてあるInstagramのビジネスアカウントを購入するのもひとつの方法です。

M&A-WEBはWebメディアやWebサービスを売買することができます。ビジネスに紐づくFacebookやInstagramは譲渡可能 です 。ECサイトをInstagramと連携させたいなら、ぜひM&A-WEBの利用を検討してみてください。