中古ドメインにSEO効果はある?メリットや購入できるサイトを紹介

SEO対策に活用できる中古ドメインですが、ポイントを押さえて利用しないと思ったような効果は得られません。そこで今回は、中古ドメインを有効活用する上で知っておくべき概要やメリット・デメリット、購入時の注意点を紹介します。

この記事は約6分で読み終わります。

中古ドメインと新規ドメインはどう違う?

ドメインとは、Webサイトがインターネット上のどこにあるのかを示す住所のようなものです。URLの「https://」より後の部分が該当します。独自ドメインを取得することで、好きな文字列を設定することが可能です。

ここでは、ドメインの中古と新規の違いを確認しましょう。

中古ドメインとは

中古ドメインとは、オールドドメインとも呼ばれる、過去に運用歴のあるドメインを指します。

ドメインは使いまわしができるため、誰かが過去に取得し使用したドメインも、取得者の契約が終了すれば、誰でも取得し利用することが可能です。

「使われていたサイトが不要になり閉鎖した」「ドメインの更新手続きを忘れて期限切れとなった」など、さまざまな場合に中古ドメインが使用可能となります。中古ドメインの中でも運用歴が良好なものを活用することで、SEO対策が可能です。

新規ドメインとの違い

中古ドメインと新規ドメインの大きな違いは、運用歴があるかないかです。

新規ドメインとは、過去に誰にも使われたことのない新しく発行されたドメインを指します。取得したい文字列でドメインを検索し、これまでに使われたことのない文字列であれば、新規ドメインを取得することができます。

新規ドメインは、運営するサイトに合わせた希望通りの文字列のドメインを比較的安価で入手できる一方、運用歴がないため検索順位が上がるまでに時間を要することがあります。

中古ドメインを利用するメリット

中古ドメインを利用することの代表的なメリットは、次の3つです。それぞれサイトを運営するうえでどのように有益なのか、具体的に説明します。

検索順位が上がりやすい

中古ドメインには過去の運用時に得た評価が蓄積しているため、検索エンジンでの順位が上がりやすくなります。

たとえば、以下のドメインはドメインパワーが高く、中古ドメインとして利用した場合も検索順位が上がりやすいでしょう。

・人気が高いサイトの運営で使用されたドメイン
・長期間の良好な運用歴があるドメイン

評価が白紙の状態からスタートする新規ドメインでは、いかに優良なサイト運営を行っても検索順位を上げるのに長い時間を要します。

そのため、過去の運用サイトの評価が良好な中古ドメインを活用することで、早い段階から検索上位を狙えるでしょう。

インデックスが早い

インデックスとは、Googleの検索順位に反映させるためのデータベースにサイトやコンテンツが登録されることを指します。インデックスされないと、サイトは検索結果に出てきません。

過去にインデックスされたサイトのドメインや、長く運用していたドメインであれば、新規ドメインに比べてインデックスまでの時間は短いでしょう。

そのため、中古ドメインを活用することで速やかに多くの人にサイトを閲覧してもらうことができます。

被リンクがついている

被リンクとは、バックリンクとも呼ばれる、ほかのサイトから自分のサイトに宛てたリンクのことです。被リンクの内容や数は、Googleによるサイトの評価項目のひとつになっています。中古ドメインには、過去の運用時に獲得した被リンクがついているケースが多いです。

良質な被リンクが多数ついている中古ドメインを活用することで、運営開始当初からサイトの評価を高めることができます。特に、これから運営するサイトと同じジャンルのサイト運用歴がある中古ドメインなら、一層効果的でしょう。

中古ドメインを利用するデメリット

中古ドメインを利用することには、デメリットもあります。

メリットだけでなくデメリットも合わせて確認することで、中古ドメインを活用するかどうか検討する際の参考にしてください。

良質な中古ドメインは高額になる

良質な中古ドメインほど高い価格で取引されるため、初期費用が高額になりやすいデメリットがあります。

たとえば、以下のような良質なドメインは高額になりがちです。

・良質な被リンクが多数ついている
・評価のいいサイト運用の実績がある

一方で、初期費用を抑えるためにあまりにも安価な中古ドメインを選んでしまうと、良い運用歴・被リンクがなく、サイト評価がうまく得られないおそれもあります。

そのため、中古ドメインを効果的に活用しようとすると、新規ドメインを取得する場合と比べて、どうしても初期費用の負担が大きくなってしまう点を留意しておきましょう。

マイナス面も引き継いでしまう

過去に運用していた際のマイナス面も受け継いでしまうことも、中古ドメインを使用するデメリットです。

たとえば、ドメインを使っていた過去のサイトが

・何らかのペナルティを受けていた
・評価が低い
・炎上していた

などの場合、新たなサイトの運営時に検索順位が上がりにくくなる・広告掲載の審査が通りにくくなるといった悪影響を受けるおそれがあります。

特に、アダルトサイトや違法サイトを運用していた中古ドメインは評価が悪くなるため、過去にどのような使われ方をしていたのか、注意が必要です。

中古ドメインを購入するときの注意点

効果的に活用できる中古ドメインを購入するためには、注意が必要です。具体的にどのようなことに注意すべきなのかについて説明します。

購入前に厳選する

中古ドメインでSEO効果を得るためには、質が高く、運営するサイトと相性が良いドメインを厳選するようにしましょう。

効果的な中古ドメインを選ぶためには、以下の項目を具体的に調べる必要があります。

・ドメインの運用歴
・パワースコア
・被リンクの内容
・過去のペナルティ
・使われていたサイトの内容

被リンクは数だけでなく、「掲載内容と関連のあるサイトからのリンクが複数あるのか」といった面も着目しましょう。

また、ドメインが使われているサイトの内容は、自分が運営するサイトとジャンルが同じであると相性が良くなります。

商標登録をチェックする

購入前に中古ドメインに使用されている文字列が商標登録されていないか、必ず確認しましょう。商標登録の有無は、特許庁のホームページで確認できます。

商標登録された中古ドメインを購入し使用してしまうと、商標権の侵害にあたるおそれがあります。また、購入するドメインに類似したドメインが存在するようであれば、トラブルを避けるためにも購入は避けたほうが無難です。

せっかく購入した中古ドメインが使えないということにならないよう、確認を徹底しましょう。

信頼できるサイトで購入する

中古ドメインは、選び方を間違えるとかえって評価や検索順位を下げてしまうリスクがあるため、良質なドメインを扱っている信頼できるサイトで購入しましょう。

「安いから」「何となく良さそうだから」などの理由で、安全性の不明なルートで効果がない中古ドメインを購入してしまっては、かえって費用が高くついてしまいます。

なお、サイトを初期から効率的に運用するには、ドメイン購入のほかにサイト売買(M&A)という手段もあります。時間をかけずに利益の上がるサイト運営を実現したい場合は、サイト売買仲介サイトの利用を検討してみましょう。

まとめ

M&A-WEBは、サイト売買が初めてでも、安心できる安全性が高い仲介サイトです。サイト売買を利用することで、サイト構築の手間や時間を省いて、初めからある程度の収益を得られる環境を整えられます。サイト運営を始めるなら、ぜひサイト売買も検討してみましょう。