ヤフーショッピングの出店方法やサイトの特徴を紹介!メリットやデメリットは?

世界的な感染症が流行して以降、需要が高まっているネットショッピング。その中でも、ヤフーショッピングはとくに出店しやすいECモールとして人気です。初期費用や毎月の利用料といったコストがかからないことが、初めてのネットショップ運営を後押しする魅力となっています。

そこでこの記事では、ヤフーショッピングの出店方法や特徴、出店のメリットやポイントを紹介します。

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ヤフーショッピングに出店する方法は?準備から出店までを解説

ヤフーショッピングは、月間8,000万人もの利用者が訪れる人気のECモールです。2013年の「eコマース革命」によって月々の出品手数料とシステム手数料(ロイヤリティ)が無料になり、コストを抑えてオンラインサイトへ出店できるようになりました。

市場拡大を続けるヤフーショッピングでビジネスチャンスをつかみたいという方も多いでしょう。

ヤフーショッピングへの出店方法を、実際の手順に沿って紹介します。

準備するもの

最初に必要となるのが、出店の申込みです。ヤフーショッピングの公式サイトに申込みボタンがあるのでクリックします。

クリック後、申込みに必要な書類や確認事項が表示されます。まず必要となるのがヤフージャパンIDですが、ほかにもさまざまな情報が求められるのでしっかりと確認しておきましょう。

ヤフージャパンID

出店後にストア管理ツールへのログインに必要

クレジットカード情報

有料のオプションをはじめ、何らかの支払いが発生したときの請求先として登録

会社情報

法人として出店するときは、登記簿謄本の内容と13桁の法人番号が必要

代表者

本人確認とクレジット決済サービスの審査に利用

※個人事業主は確定申告に記載した本人情報を記入

銀行口座

決済サービスの代金などの振込先として登録

提出書類(法人の場合)

・発行から3ヵ月以内の登記簿謄本(履歴事項全部証明書)

・公共料金の領収書、国税や地方税、社会保険料の領収書や納付書、青色申告承認申請書(控え)

・代表者もしくは管理者の運転免許証やマイナンバーカードなど

提出書類(個人事業主の場合)

・公共料金の領収書、国税や地方税の領収書や納税証明書、健康保険料の領収書または納付書

・代表者の運転免許証やマイナンバーカードなど

出店予定の商材

ヤフーショッピングで取扱いできない商品ではないかの確認に必要

※「約定・ガイドライン」を要確認

出店の申込自体は、オンラインで行うことが可能です。しかし、情報の入力だけで出店できるわけではなく、いくつかの書類が必要になります。たとえば、法人なら法務局で登記簿謄本を発行してもらう必要があります。

また、酒類や中古品など扱う商材によっては許可証が必要になるため、あわせて用意しておきましょう。

申請の流れ

すべての情報を入力し、必要書類と提出すれば出店登録が完了します。

出店申請を受けて、ヤフージャパンで出店の可否について審査が行われます。法人にせよ個人にせよ、本人確認の提出がなければ審査は始まりません。申請完了後に届くメールを確認し、本人確認書類を不備なく提出しましょう。

早ければ2営業日、長ければ10営業日ほどで審査が終わります。ただし商材によってはもう少し時間がかかることもあるようです。

開店の流れ

出店審査を無事に通過すれば、ヤフーショッピングから審査完了の連絡がメールで届きます。ネットショップを構築するマニュアルが紹介されているので、内容に沿って開店準備を進めてください。

必要な設定には、トップページやストアデザイン、商材の出品登録、会社やストアの情報登録、送料や配送方法をはじめとするストアガイドなどがあります。統一されたプラットフォームを使用するので、設定は難しくないでしょう。

多くのネットショップの中から自社の商品が選ばれるよう、オリジナリティのある設定を追求する考え方もあります。しかし、ヤフーショッピングから開店審査に落とされることがないように、最初はマニュアルを見ながら慎重に設定するほうがおすすめです。

設定後の開店審査はおおむね2営業日ほどとされています。この審査を通過すればいよいよヤフーショッピングで開店できます。

ヤフーショッピングに出店するときのポイントや注意点

ここまで見てきたとおり、ヤフーショッピングはコスト無料化で始めるときのハードルが低く、登録申請に通れば、法人、個人を問わず出店できます。出店すれば巨大なECモールのメンバーになれるため、ビジネスとしても副業としてもおすすめです。

しかし、理想的なECモールとされるヤフーショッピングにも、いくつか注意しておきたいことが存在します。ここでは、ヤフーショッピングの出店時に気を付けておきたいポイントを紹介します。

契約審査のポイント

ヤフーショッピングに出店したいのに、なかなか審査に通らないという方がいます。

実際のところ、ヤフーショッピングの審査がほかのECモールに比べて厳しすぎるという事実はありません。たとえば、審査通過を知らせる連絡がメールではなく電話できたときに、電話に出なければ審査に通らないなどのうっかりミスも起こり得ます。

また、個人で出店するときには、個人事業主として開業届を出しておく、会社概要のページに掲載する会社名や所在地といった情報を用意しておくなど、あらかじめネットショップとして運営する準備をしておく必要があります。

また、初めてのネットショップ出店である、または経験の少ない事業者である場合、「予約販売」を選ぶと審査に通りにくいとされています。

予約販売は手元にない商品の注文を受け付けることになるため、入金後の商品未発送やショップ退店といったトラブルが起こりやすいのです。こうしたリスクを避けるために、実績のあるショップにのみ予約販売を許可したいという考えがあるかもしれません。

そのほか、ヤフープレミアム会員が出店すると、審査に通りやすいともいわれています。会費の支払い状況やサービスの利用状況から、個人として信頼を得やすいことが考えられます。

出店に関する注意点

ヤフーショッピングは、商品をどれだけ売り上げても販売手数料(ロイヤリティ)を支払う必要がありません。初期費用も毎月の利用料もかからないため、コストを抑えた出店が可能です。

ただし、無料のコストにばかり目が行き過ぎて、思わぬ負担でショップ運営が難しくなることもあります。

例えば、Tポイント原資負担の2.5%もそのひとつです。ヤフーショッピングでは利用額に応じてペイペイボーナスやTポイントが付与されます。こうしたポイント付与の原資をショップが負担しなければなりません。

ほかにも、アフィリエイトパートナーの報酬原資が30%、クレジットカードやモバイル決済などの手数料が3%からと、さまざまな費用が発生します。

また、クレジットカードを持っていない場合でも、デビットカードで出店申請できます。しかし、使えないデビットカードも多く、出店をあきらめざるを得ないこともあるようです。

ヤフーショッピングなどのECサイトに関するご相談はM&A-WEBへ!

ヤフーショッピングは初期費用やランニングコストの低さから、とりわけ注目の高いECモールです。一定の情報や書面を用意すればオンラインで登録申請が可能ですから、準備を整えて出店に臨みましょう。

ただし、ポイントの原資負担がある、デビットカードが登録できない、あるいは商材によって審査が下りないなど、想定外のトラブルで出店が進まないことも考えられます。

ヤフーショッピングはアカウント譲渡が禁止されていますが、AmazonやBASE等は禁止されていません。譲渡可能なアカウントや自社運用で成長させているECサイトのことなら、「M&A-WEB」までぜひご相談ください。

ECサイトを売りたい人と買いたい人をマッチングさせるM&Aプラットフォームで、個人、法人を問わない簡単無料査定や丁寧なサポートに定評があります。

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まとめ

出店のしやすさで人気のあるヤフーショッピングへの出店方法について紹介しました。基本的には、申し込みから出店準備までをオンラインで行うことが可能です。

契約審査に通りやすくするためのポイントや開店にまつわる注意点を確認して、スムーズに出店できるようにしておきましょう。