【楽天市場に出店するには】条件や出店までの流れを徹底解説!

全国的に感染症が流行しているため、巣ごもり需要が拡大しています。そのためECサイトやネットショッピングの需要は高まりつつあります。そのような背景からEC事業に参入しようと考えている方も多いでしょう。 数あるネットショッピングサイトの中でも大手の『楽天市場』は広く知れ渡っており、利用者だけでなく、出店側にも魅力あるプラットフォームです。ただし、楽天市場は有名だからこそ、出店側は知るべきポイントがいくつかあります。 今回は楽天市場の出店に向いている方や出店までの流れ、審査の条件を紹介していきます。

この記事は約7分で読み終わります。

【楽天市場に出店するには】こんな人におすすめ

まずは楽天市場に出店するのに向いている人の特徴や条件を紹介していきます。

すでに店舗の売り上げがある人

楽天市場に限らず、ECモールに出店するには審査に通過しなければなりません。ただし、楽天市場はほかのECモールと比べて審査が厳しいとされています。

ほかのECモールでは難なく審査に通っても、楽天市場だけ落ちてしまう人も珍しくありません。楽天市場に出店する業者にはプロフェッショナルの品質が求められます。実際、楽天市場を見てみると怪しい業者などはほとんどないでしょう。

楽天市場の厳しい審査に通過するには、すでに実店舗で一定の売上実績があれば有利です。きちんとした商品を取り扱っていて、トラブルを起こすリスクも低いと判断してもらえます。

しかし、実店舗を経営していない初心者にとっては審査に通るのは難しいです。そのため、すでに実績あるアカウントを購入して出店する人もいます。

個人事業主なら個人でも出店可能

楽天市場に出店している店舗の多くが法人であるため、「個人が出店するのは難しいのではないか」と思ってしまう人もいるでしょう。しかし、個人の場合でも個人事業主なら楽天市場に出店できます。

しかし、楽天市場の審査に通るためには、取り扱い商材の種類や資格書類、商材の保管場所などについて細かくチェックされます。

個人事業主であっても、開業したてでは審査に通るのは難しいでしょう。すでに事業を営んでおり、販売する商品が明確に存在していなければなりません。

基本的には、EC事業のほかに本業のある人が副業目的で出店することはできないものと認識しておきましょう。

【手順】楽天市場に出店するには

楽天市場に出店する際に手順について見ていきましょう。

1.出店申し込みをする

楽天市場の公式サイトに「出店申込ボタン」があるので、そこをクリックすると出店手続きを開始できます。入力フォームが出てくるので、必要事項を埋めましょう。会社情報や運営の責任者情報などの欄があります。主にここで入力した内容を元にして書類審査が行われる仕組みです。

必要に応じて電話面談や打ち合わせなどを実施することもあります。問題なく審査に通過すればRMSアカウントが作成されます。

2.RMSアカウントを開設する

書類審査に通過した後、RMSアカウントをすぐに利用できるようになるわけではありません。最初の手続きを行ってから実際にRMSアカウントでログインできるようになるまで、おおむね2~4週間程度はかかります。

※RMSアカウントとは、楽天市場の店舗運営システムのことです。このRMSアカウントで管理画面にログインすることで、店舗や商品のページを作成するなどの操作を行えるようになります。

3.開店準備をして審査を受ける

店舗運営システムを使って、出店する店舗の各種設定を済ませましょう。たとえば、決済や配送などに関する設定が必要です。対応する決済方法や配送方法を決めた上で、注文時にそれらを選択できるように設定します。

商品の登録も必要です。画像や説明文などを掲載し、価格を設定します。個々の商品ページのほかにカテゴリページや店舗の看板画像も作成しておきましょう。

楽天からの振込口座と楽天への自動振替口座も登録しておかなければなりません。そして、店舗ルール検定試験を受験して合格する必要があります。

これらの開店準備を整えたら、オープン審査を受けましょう。

無事に通過すれば、楽天市場での店舗の運営を開始できます。準備に不備があるとオープン審査に通らないため、漏れがないようにひとつずつ確認しておくことが大切です。

また、開店準備の作業もオープン審査もかなり時間がかかります。早く済む場合でも開店準備をしてから審査に通過するまで2週間程度はかかるでしょう。遅いと3ヶ月程度かかってしまうこともあります。

4.運営を始める

オープン審査に無事に通過したら、注文を受け付けられるようになります。次第に一般の人が商品ページにアクセスしてきて、注文も入るようになるでしょう。

あとは楽天のシステムを利用しつつ、ショップを運営していくだけです。画像を追加してみたり、説明を付け加えてみたりと試行錯誤しながら、売上アップを狙いましょう。

楽天市場への出店でかかる費用について

楽天市場に出店する際には費用についても把握しておかなければなりません。毎月一定額かかる費用もあれば、売上額に応じて発生する費用もあります。では、具体的にどんな費用がかかるのか確認しておきましょう。

出店料

楽天市場では、以下の3つのプランが設けられています。

・がんばれ!プラン
・スタンダードプラン
・メガショッププラン

出店している業者はプランに応じた出店料を支払わなければなりません。このうちもっとも出店料が安いのは「がんばれ!プラン」です。

「がんばれ!プラン」の月額出店料は19,500円で、毎月支払うのではなく1年分を一括払いします。これとあわせて、最初は初期登録料60,000円も必要です。そのため、出店時には合計で294,000円支払わなければなりません。2年目以降は初期登録料がないため、234,000円です。

「スタンダードプラン」になると、月額出店料が50,000円に上がります。年額だと60万円ですが、半年ごとに30万円ずつ支払う仕組みです。

また、「スタンダードプラン」では「がんばれ!プラン」よりも登録可能な商品数が多く、画像のデータ容量も多く使えます。「がんばれ!プラン」から始めて、売上が伸びてきたら「スタンダードプラン」に移行すると良いでしょう。

「メガショッププラン」は、登録可能な商品数も画像のデータ容量も無制限です。主に大規模なEC事業者を対象にしています。月額出店料は10万円で、年額で見ると120万円です。半年ごとに60万円ずつ支払います。

その他手数料

出店料のほかにも、システムサービス料・R-Messe利用料・楽天ペイ利用料などがかかります。

システムサービス料とは、楽天ポイントの付与や楽天アフィリエイトにかかる費用を負担する趣旨の手数料です。楽天ポイントの方は売上の1.0%かかります。楽天アフィリエイトの方は2.6%ですが対象はアフィリエイト経由の売上のみです。

また、「モールにおける取引の安全性・利便性向上のためのシステム料金」という名目で売上の0.1%分の手数料もかかります。

R-Messeというのは、購入者が出店者に対して問い合わせなどをするときに使用するチャットツールのことです。その使用料として「頑張れ!プラン」は月額3,000円、「スタンダードプラン」と「メガショッププラン」では月額5,000円かかります。

楽天ペイ手数料は、楽天ペイによる決済を導入している場合にかかる手数料です。楽天ペイによる決済額の2.5~3.5%程度かかります。

また、楽天市場では海外販売サービスやR-SNSなどのオプションサービスも実施しています。それらのオプションサービスを利用する際にも、料金を支払わなければなりません。

まとめ

楽天市場の出店手続きでは、書類審査を経てRMSアカウントを取得し、出店準備後にオープン審査という流れです。1年間の出店料はもっとも安いプランで234,000円、それ以外にも初期登録料や各種手数料などがかかります。

また、楽天市場はECモールの中でも審査が厳しいといわれています。出店申し込みの際には、法人か個人事業主として、ある程度の売上実績がないと審査に通るのは難しいでしょう。

そこで、「楽天ショップ」はアカウントの譲渡が禁止されていますが、「Amazon」は今のことろアカウント上は禁止されていないため、十分な実績のあるアカウントを購入するのもひとつの方法です。M&A-WEB(エムエーウェブ)では、Webサイトやアカウントなどを売りたい人と買いたい人とのマッチングを行っています。もちろん個人でも企業でも利用可能です。

Amazonへ出店できる 実績を持つアカウントを購入するなら、ぜひM&A-WEBへお問い合わせください。