キュレーションサイトで収益を出す方法
キュレーションサイトの収益源は、大きく3つに分けられます。
・広告収入
・マッチング・仲介手数料
・会員登録・コンテンツ課金
それぞれの収益化の方法について紹介します。
広告収入
キュレーションサイトの主な収益源はアフィリエイトやアドセンスなどの広告収入です。
広告はクリック型と成果型に分かれ、報酬体系はそれぞれ異なります。
・クリック型:ユーザーが広告をクリックした数によって報酬がもらえる
・成果型:広告をクリックして購入したときのみに報酬が発生する
クリック型のほうが成果型よりも報酬までのハードルは低くなるものの、1PVあたりの報酬額は低く設定されており、多くのアクセス数を集めないと思うような収益につながりません。
クリック型、成果型のいずれにしても、アクセス数を集めることが収益アップのカギとなります。うまく集客できれば、月に数万~数十万円の報酬を得ることも不可能ではありません。
また、アクセス数が多いサイトであれば、スポンサー枠を設けて広告を掲載する場合もあります。
マッチング・仲介手数料
人材系のキュレーションサイトに多いのが、マッチングや仲介手数料での収益化です。
キュレーションサイトの訪問者がサイト内で紹介した商品やサービスを契約すると、企業側から報酬をもらえます。1契約あたりの単価は高めなので、うまくいけば高収益も見込めるでしょう。
ただし、サイトの訪問者に契約を促す必要があるため、業界についての深い知識が求められます。
会員登録・コンテンツ課金
有料コンテンツを提供し、ユーザーの課金から収益を得るのが会員登録・コンテンツ課金です。一部の範囲だけを無料で提供し、ユーザーに有料コンテンツを利用してもらうことで収益を上げる仕組みです。
収益を得るには、無料コンテンツで集客し、有料コンテンツへ誘導する必要があります。そのためには、無料コンテンツを充実させてユーザーを獲得することが欠かせません。
ただし、無料コンテンツだけでユーザーが必要な情報を得られると、ユーザーは有料コンテンツを利用するメリットを感じられなくなります。無料コンテンツとの差別化を図り、ユーザーに「有料でも利用したい」と思わせるような質の高いコンテンツを提供することが重要です。
キュレーションサイトで収益を得るメリット・デメリット
少ない投資で収益が得られるキュレーションサイトには、メリットだけでなくデメリットもあります。
メリット
キュレーションサイトで収益を得ることのメリットは以下のとおりです。
簡単に作れる
キュレーションサイトは、インターネット上からテーマに合った情報を集めて、それをまとめるだけで完成します。一からコンテンツを作り上げるのと異なり、それほど労力がかからないのが大きなメリットです。
リサーチの時間がかからない
オリジナルのコンテンツを作成する場合、リサーチを行って数多くの情報を集め、それを取捨選択して記事を完成させなければなりません。自分がすでに専門としている分野であればリサーチにかける時間は少なく済みますが、専門外の分野だと多くの時間が必要です。
その点、キュレーションサイトだと既存の情報をまとめるだけなので、リサーチの時間がかかりません。
アクセス数を稼ぎやすい
キュレーションサイトは、旬の情報やトレンドを意識して作成するため、集客しやすいのもメリットです。コンテンツの作成に時間や労力をそこまでかけず、短時間でアクセス数を稼ぐことができます。
デメリット
メリットが多いキュレーションサイトですが、運営するうえで注意したい点もあります。
信憑性や品質の低い情報もある
キュレーションサイトでは、インターネット上にある情報をまとめるだけで記事が完成します。
ただし、インターネット上の検索上位に上がってくる情報のすべてが正しいわけではありません。なかには、信憑性に欠けるものや品質の低い情報もあります。
事実確認が不十分な記事や不正確な内容の情報を紹介してしまうことのないように、細心の注意が必要です。
著作権に注意しなければならない
ほかのサイトの文章や画像を許可なくコピーして掲載すると、著作権侵害にあたるおそれがあります。
既存のサイトからの文章を引用する際は引用元のサイト情報を記載する、画像は誰でも利用可能なフリー素材を使用するなどしてトラブルを防ぐことが大切です。
取り締まりが強化されている
医療や健康などの分野は、ユーザーに与える影響が大きく、誤った情報を与えるとユーザーが損失を被ることになりかねないものもあります。
過去には、医療や健康情報を扱っていたキュレーションサイトが、専門知識を有していないライターに記事を量産させていたことが大きな問題となりました。最終的に、複数の医療系キュレーションサイトが閉鎖する事態になっています。
扱う情報によっては、キュレーションサイトの取り締まりが強化されていることも留意しておきたい点です。
キュレーションサイトの始め方
キュレーションサイトの運営は、以下の方法で始めることができます。
サイト名やターゲット層の決定
まずはターゲットとする層を決めましょう。性別、年齢、趣味嗜好、地域など、できるだけ具体的に決めるのがポイントです。
どんなターゲット向けのサイトを展開するかによって、サイトデザインや記事の内容も変わってくるので、ターゲット層は細かく絞り込むようにします。
ターゲット層が決まったら、それらの層に興味をもってもらえそうなサイト名を考えましょう。できるだけ多くの人に認知されるために、覚えやすいサイト名にするのがおすすめです。
サイトの運営にあたっては競合となるサイトをリサーチし、独自性を出せるようにすると収益化しやすくなります。
サイト構築
独自でシステム開発する方法もありますが、ある程度の規模がある企業向きとなります。初心者や小規模事業者はWordPressなどのCMSの利用がおすすめです。キュレーションサイト向けのASPサービスもあるので利用してみましょう。
サイトデザインは集客を左右するため、ターゲット層に合ったものにすると良いでしょう。
記事執筆
まずは100記事以上を目標として記事を執筆します。ただ単に記事を増やせば良いのではなく、ターゲット層に刺さるジャンルをリサーチし、記事にしていくことが大切です。
また、記事は頻繁に更新することも意識しましょう。記事数がある程度増えるまでの間は、1日1記事以上は投稿することを目標にします。
記事をこまめに更新するのが難しい場合は、ライターに外注するのもひとつの手です。
キュレーションサイトの収益化を目指すコツ
キュレーションサイトでの収益化を成功させるために、以下の点を意識しましょう。
最新情報を常にチェックする
最新の情報を競合に先駆けて配信できるように、常に最新情報をチェックしておくことが大切です。
読者は最新の情報が得られる有益なサイトを求めています。トレンドに強いサイトと認識されれば、読者を獲得しやすくなるでしょう。
品質の良い記事を書く
誤った情報を配信していると、サイト自体の評価が下がりますし、最悪の場合、サイトを閉鎖しなければならなくなるかもしれません。
情報収集を徹底し、信憑性のある記事の内容にすることが大切です。また、無断転載など著作権の侵害には注意しましょう。
文章の量は多すぎても少なすぎても良くありません。キュレーションサイトは1,000文字前後が理想的です。
優良なサイトを購入して始める
短期間で収益化を成功させるために、既存のキュレーションサイトを購入して始めるのもひとつの方法です。優良なサイトであれば、その読者も引き継いで事業を始めることができます。
キュレーションサイトの購入を検討しているなら、「M&A-WEB」の利用がおすすめです。
「M&A-WEB」は会員費無料、成約時のみ手数料が発生するサイト売買のプラットフォームです。個人間、企業間、個人対企業にこだわらず、ていねいなサポートと効率的なマッチングで理想の相手先とのM&Aをサポートします。
キュレーションサイトの購入もできるので、お気軽にご利用ください。
まとめ
キュレーションサイトは、誰でも簡単に始められ、リサーチの時間がかからない、アクセス数を稼ぎやすいといったメリットがあります。上手に集客できれば収益化も可能なので、本記事で紹介した収益化のコツを参考にサイト作成をしてみてください。