【無料版】ネットショップ集客の方法
幅広いユーザーにネットショップを利用してもらうためにオンラインでできることはどういったことがあるのでしょうか。まずは無料でできる集客方法を3つ紹介します。
SEO対策
まずはネットショップのSEO対策を行うべきです。SEO対策とは「検索エンジンの最適化」とも呼び、検索エンジンでサイトを上位表示するための施策のことをさします。
検索エンジンとは、ユーザーがインターネットで調べたいキーワードを入力したときに関連するWebページや画像、動画などが検索結果として表示されるサービスのことです。
ネットショップにおけるSEO対策は、検索者がショップに関連するキーワードを入力したときに、検索結果のトップや1ページ目といった目立つ位置にネットショップのサイトが表示される施策です。
ネットショップは競合が多く、SEO対策が十分でなければ自社のショップを認知してもらえません。まずは自社のターゲット層がどのようなキーワードで検索するのか、関連性のあるキーワードを把握することが大切です。該当するキーワードをページタイトルや商品の説明文などに含み、Googleに評価してもらいましょう。
一方で、ページの内容と異なる文言や関連性の低いキーワードを使用するとGoogleからの評価は得られず、順位の下落も考えられます。また、悪質なページと判断されるとペナルティを受けてしまい、一定期間ページが停止する可能性があるため注意が必要です。
SNS運営
近年は幅広い年齢層がSNSを利用しており、ショップの口コミや商品レビューを参考にするケースが少なくありません。効果的に集客するためには、Twitter、Instagram、Facebook、LINEなどのSNS活用が必須です。
SNSで自社アカウントを運営してファンを増やし、ネットショップに誘導することができます。ユーザーと相互にコミュニケーションが取れるSNSは拡散力もあり、集客しやすいのがメリットです。
ただし、ユーザーにネガティブな印象を与えてしまうと、マイナスな印象を拡散してしまうリスクがあります。不適切な投稿や画像に注意して、安全に運営しましょう。
ブログ運営
SNSよりも長い文章でアピールしたい、よりショップや商品の魅力を知ってほしいというときは、ブログ運営もおすすめです。ターゲットユーザーが興味関心をもちそうな記事をブログに投稿すると、認知力向上につながります。
スタッフのリアルな感想を掲載するなど、自社商品の魅力をアピールするためのブログ運営が効果的でしょう。中には、ブログの投稿にもSEO対策を施している方もいます。
SNSよりも多くの情報を掲載できるブログは、ブランドのアピールに効果的です。記事を定期的に投稿して充実させていけば、中長期的なファン作りにつながります。
【有料版】ネットショップ集客の方法
予算に余裕がある場合、広告の運用も視野に入れてはいかがでしょうか。ここでは有料のネットショップ集客の方法を5つ紹介します。
リスティング広告
リスティング広告は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンに表示される広告です。あらかじめキーワードを設定しておくと、ユーザーが該当キーワードを検索した際、検索結果の上下にある広告欄へ表示されます。
設定したキーワードに関連しない検索結果には表示されないため、狙ったターゲット層にのみアピールできるのがリスティング広告です。Web広告では主流な集客方法です。
キーワードごとに価格が異なっているため、設定したターゲットやキーワードに費用対効果があるかしっかり考えて利用しましょう。
SNS広告
SNS広告は、各SNSの媒体が提供する広告配信の施策です。スマートフォンの普及により、SNSの利用者はますます増加するといわれています。
SNSは通常の投稿に近い形で表示されるため、多くのユーザーの視界に入りやすいメリットがあります。SNS広告を利用するときは、ターゲット層に近いユーザーの利用率が高いSNSを選ぶことがポイントです。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、企業が提供する広告枠に出稿する方法です。ブログ記事やニュースページをユーザーが閲覧したとき、関連する広告が表示されます。
たとえば美容関係の記事をユーザーが多く閲覧している場合、化粧品や美容サービスなどの広告が表示されやすくなる仕組みです。ユーザー動向にもとづいて発信することで、興味をもってくれそうな相手に効果的にアプローチできるメリットがあります。
また、テキストだけではなく、画像や動画で視覚に訴えることができるキャッチーな広告を作れる点もディスプレイ広告の特徴です。
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告は、第三者に商品やサービスの宣伝をしてもらい、商品購入などの成果に応じて報酬を支払う広告です。アフィリエイターはWebサイト運営者やブロガー、インフルエンサーなどさまざまです。口コミのように商品の評価を紹介してもらえるため、購入率が高いことが特徴です。
幅広くアフィリエイターを募集する方法もありますが、より宣伝効果を高めるのであれば、ターゲット層に近い人物に依頼することが効果的です。自社製品のターゲット層に近いアフィリエイターを探しましょう。
動画広告
動画広告は、インターネット上に動画形式の広告を出稿する方法です。Webサイトの広告枠に表示する他、動画共有アプリなどSNS上に表示することもできます。
動画広告は課金制となっているケースが多く、一定時間視聴されたり、動画広告をクリックされたりした時点で費用が発生します。視覚的なアプローチで、高い集客効果が期待できる方法です。
広告を出すメディアによって料金形態や動画サイズ、長さは異なるため、広告動画の制作を行う前に調べておきましょう。
ネットショップ集客に役立つ無料分析ツール3選
ネットショップの集客は、ユーザー動向にもとづいて効果的に発信することが大切です。ユーザー動向の調査は体感的なものに頼らず、明確な数値を出したうえで分析しましょう。
最後に、ネットショップ集客で役立つ無料の分析ツールを3つ紹介します。
Googleアナリティクス
Googleアナリティクスは、Googleが提供する分析ツールです。ネットショップ情報のページを登録しておくことで、アクセス解析が無料でできるようになります。
たとえばアクセス数や流入経路（どのメディアから訪問したか）、年齢層などを設定することで計測可能です。また、ページごとの滞在時間も分かるため、人気ページやユーザーが興味を示さないページも分析できます。
Googleサーチコンソール
ネットショップ利用者のサイト訪問前の行動が分かるツールで、検索ワードや表示回数、クリック回数や表示順位などが分かります。
訪問者数が少ない原因を分析するときにおすすめです。たとえば狙ったキーワードの表示順位が低かったり、流入数が少なかったりする場合は、キーワードの見直しを行うなど対策に役立てられます。
Googleキーワードプランナー
SEO対策において、キーワードの設定は軽視できません。集客のためにブログ記事を書くときも、最適なキーワードを見つける必要があります。
Googleキーワードプランナーは、どのようなキーワードが多く検索されているのかを把握するのに役立つツールです。自社や商品に関連するキーワードや、月ごとの検索数が一覧表示されます。
ネットショップへ多くのユーザーを誘導するために、新しいキーワードを見つけたり、キーワードが最適か判断したりしたいときにおすすめです。Google広告のアカウントから利用しますが、広告を利用しなければ費用は発生しません。
まとめ
ネットショップは多角的に集客することで、より多くのユーザーに利用してもらえるようになります。路面店と異なり存在するだけで気付いてもらえるものではないため、SNSや各広告を活用して積極的にPRしていきましょう。
各店舗に合った集客方法や改善策を見つけるためには、複数のツールで分析する必要があります。有料版の他、無料版でも十分役立つツールは見つかります。分析ツールにもとづいて、効果的なショップ作りと集客を行ってください。