楽天市場に出店しても儲からない?その理由や解決策を徹底解説!

利用者が多く、知名度も高いことから『楽天市場』を出店先として選んだショップオーナーの方もいるでしょう。しかし、いざ出店してみたは良いものの「儲からない」と悩んではいませんか。なぜ楽天市場に出店しても儲けが出ないのか、儲からない理由と解決策を紹介します。

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楽天市場に出店しても儲からないときの理由

なぜ楽天市場で出典しても「儲からない」と感じてしまうのでしょうか。この項目ではその4つの理由を紹介します。

手数料がかかるから

楽天市場でなかなか儲からない理由のひとつは、手数料にあります。まず発生するのが、出店時のみ発生する初回登録手数料です。このほかにも、月額出店料がかかりますし、受注管理システムやメール共有・管理システムを導入するのにも手数料がかかります。

ほかにも、カード決済システムやSNSとの連携オプションなど、便利に使おうとオプションを付けるほど手数料がかかってしまうのが特徴です。

月額出店料だけで見ると、ほかのECモールと比べ特段高いわけではありませんが、オプションを付加することによって手数料が重くのしかかってしまいます。楽天市場に出店しても儲からないのには、手数料の負担が大きいことも理由に挙げられるでしょう。

販売価格を高く設定しているから

楽天市場で商品を出品しても、ほかの同じような商品と比べて高いとなかなか売れません。結果、楽天市場で出店しても儲からないことになります。

販売価格を設定するときは、少なくとも売れ筋商品はチェックしておくべきでしょう。楽天ランキングの商品のジャンルや商品検索を利用して、似たような商品または同じ商品がどのくらいの価格で販売されているか確認します。

検索で上位に表示される売れ筋商品と同じ価格で販売しても売れませんので、商品を販売するには安く設定しなければなりません。特に出店したばかりでレビューが少ない状態であれば、値段を安くしないと売れにくいです。

ライバルが多いから

楽天市場は、知名度が高く人気のECモールですが、反面、出店数も多いため、ライバルも多く存在します。そのため、自社の商品が、検索で競合他社の商品の中に埋もれてしまうことも多いです。

ユーザーは、高評価のレビュー数が多い企業や販売価格が低い商品に惹かれやすいため、ライバルが多いと価格競争も起こりやすくなります。ライバルがいてもしっかり差別化して自社の魅力を打ち出していけるかなど、商品に対する自信や工夫がないと楽天市場で儲けるのは難しいでしょう。

検索システムが新規店舗には不利だから

楽天市場の検索システムでは、売上上位の人気のショップの商品が上位に表示されやすいです。つまり、人気店と競合する商品を楽天市場で販売するときは、新規ショップは不利になります。

商品検索では上位表示の商品にユーザーが集中しますので、新規ショップで商品を売るには、なんとか上位に表示されるようにしなくてはなりません。

上位表示するには、ファンを増やして地道に売上を伸ばしていくか、広告を出してユーザーの目につくようにするか、などの戦略的な立ち回りが必要です。短期間で売上を出すには広告の出稿などが必要になりますのでコストがかさみます。

楽天市場に出店しても儲からない店舗の特徴

楽天市場で儲からない理由を挙げてきましたが、楽天市場に出店するからといって儲からないとは限りません。中には、楽天市場での出店で売上を伸ばして儲かっているショップもあります。

ここでは、視点を変えて、楽天市場に出店しても儲からない店の特徴を紹介します。儲からない店になっていないかチェックしてみてください。

商品の利益率が低い

販売する商品の利益率が低いショップは、楽天市場では儲かりません。楽天市場では月額出店料のほか、オプションなどの手数料が高いため、利益が少ないと手数料分を差し引いた手元に残る金額が少なくなってしまうためです。

楽天市場では、競合よりも安く販売しないと売れない面がありますが、だからといって利益をぎりぎりまで削ってしまうのは良くありません。楽天市場で出品するなら、仕入れ値が安く利益を取れるような商品を選んで出品するようにします。

なんとなく出品している

インターネット上でやり取りする時代だからと安易に楽天市場での出店を始めて、その後も特に力を入れなければ儲かりません。ネットショップが出始めた時代とは違って、同じようなショップは楽天市場の中だけでも多く存在するためです。

出店して儲けを出したいなら、出店してそのままではなく、戦略的な面などネットショップを成功させるための勉強にも力を入れておかなくてはなりません。出品すれば売れるという考えは捨てましょう。

商品ページが魅力的ではない

楽天市場では商品ページの情報がすべてだからこそ、商品ページがユーザーにとって魅力的でないと、なかなか儲けにつながりません。

商品画像、商品ページの商品紹介、デザイン、コーディングにも工夫が必要です。特に、画像はユーザーが買い物をするときに注目する部分ですので、商品の魅力がダイレクトに伝わるように、こだわって撮影する必要があるでしょう。

近年ではスマートフォンから利用する人が増えていますので、スマートフォンの画面でも読み込みやすく、魅力が伝わりやすい画像構成にしていかなくてはなりません。

楽天市場で儲けるために必要なこと

最後に、楽天市場で儲けを出すために押さえておきたいポイント3つを紹介します。

ライバル店舗をリサーチする

楽天市場には多くのライバルが存在します。その中で出店し、儲けを出していくには、ライバル店舗の販売する商品の品ぞろえや販売価格のリサーチは欠かせません。

販売価格以外のメリットである、ポイント還元率やクーポンの有無も商品ページで確認し、参入の余地があるかしっかり見極めましょう。ライバルに勝てる見込みがないと、参入したところで失敗してしまいます。

キャッシュフローを把握する

キャッシュフローとは、実際のお金の流れのことです。楽天市場では、特典の適用もあり、楽天クレジットカードでの決済も多いことから、販売日と入金日に大きなズレが生じることがあります。

売上があっても、入金までに時間がかかるために、手数料や仕入などの各種支払が先に起こると、黒字であっても倒産という事態になりかねません。

手数料や送料、そのほかの支払いのサイクルを考慮したキャッシュフローの把握と資金繰りが重要です。手元に現金が残らず資金繰りが苦しくなるようなサイクルは避け、支払いに余裕をもたせられるようにしましょう。

楽天のサポートを活用する

楽天市場で儲かるようにするには、楽天市場のサポートをうまく活用していきましょう。楽天のサービスには、動画コンテンツでマーケティングスキルや楽天市場での成功のノウハウを学べる「楽天大学」という学習ポータルサイトがあります。

ほかにも、楽天市場独自のサポートサービスとして特徴的なのが、選任のECコンサルタントです。売上アップの施策など、ネットショップに関する相談ができる選任のコンサルタントが付くため、希望すれば必要に応じたサポートを受けられます。

まとめ

楽天市場に出店したが儲からないのは、楽天市場の検索や手数料の仕組みを理解していないこと、儲からないような利益率の低いスタイルで商品を販売していることなどが原因に挙げられます。

ネットショップの儲けが出ていないなら、楽天市場で儲けが出るようにアプローチしていくことも大切ですが、すでに成功しているWebサイトを購入して商品販売につなげていくのも方法の1つです。

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