ウェブメディアとはそもそもどんなもの?
ウェブメディアとは何か、まずは概要や種類を紹介します。
ウェブメディアとは
ウェブメディアとは、ウェブ(Web)上で情報を発信するメディアを表します。ウェブメディアと対照的なのが、新聞、テレビ、ラジオといったマス(大衆)向けのマスメディアです。
情報を受け取ったユーザーの数やユーザーの反応がわかりにくいマスメディアに対して、ウェブメディアではアクセス解析などを利用して訪問者を細かく分析できるといった特徴があります。
近年では、スマートフォンの普及により、多くの人がウェブメディアに触れる機会が増えました。WordPressなどのウェブメディア制作に役立つツールの普及もあり、個人でウェブメディアを立ち上げる人も増えています。
ウェブメディアの種類
ウェブメディアを情報発信経路で分けると、一次メディアと二次メディアに分けられます。
一次メディアとは、メディアそのものが編集部となり、情報元となるウェブメディアのことです。内部スタッフによるオリジナルの記事、外部ライターによる寄稿記事、引用元を明示した海外が情報源の翻訳記事や要約記事といった転載記事が掲載されます。
二次メディアとは、一次メディアの情報を二次的に掲載するメディアのことです。「Yahoo!ニュース」や「LINE NEWS」などが例として挙げられます。
二次メディアの中でも、契約などにより二次的に記事を配信するサイトを「ポータルサイト」といいます。ほかにも、インタビューを追加するなど独自の記事を掲載するタイプの二次メディアもあります。
ウェブメディア立ち上げの下準備
ウェブメディア立ち上げには下準備が必要です。6つの下準備について解説します。
1.立ち上げの目的を決める
ウェブメディアを立ち上げる際は、なぜウェブメディアを制作するのか、目的をはっきりと決めておきましょう。
会社によって、集客のため、企業価値を上げるため、商品やサービスの認知を高めるため、など目的は変わってくるはずです。目的を決めておくと、どのようなウェブメディアを立ち上げるかイメージもしやすくなります。
目的を設定したら、ウェブメディアの最終目的となるKGI(重要目標達成指標)、KGIを達成するために必要な評価指標であるKPI(重要業績評価指)もあわせて設定していきましょう。KPIは、ページの閲覧数(PV)、月間ユーザー数(MAU)、など具体的な数値で設定すると達成度を測りやすいです。
2.ペルソナを設定にする
ペルソナとは、ウェブメディアの架空の読者像のことです。ここでは理想の読者をペルソナにするのではなく、現実に存在するような読者をペルソナとして設定しましょう。
検索エンジンのキーワードサジェスト、SNSなどをヒントに、読者の背景や考え、検索に対する要望などをイメージし、具体的な人物像を作り上げていきます。
3.競合サイトのリサーチを行う
同業他社や同じようなテーマの競合サイトのリサーチも行いましょう。競合サイトの広告の出し方は参考にできるほか、差別化を図るための独自性の出し方を検討するのにも役立つためです。
リサーチ後、競合サイトがすでに強力で対抗が難しいときは、ターゲットを変更したり、広告のキーワードの変更を行ったりする対処も考えられます。
これからウェブメディアに参入する可能性の高い他社についてのリサーチも行っておくと、自社のポジショニングもより明確になるでしょう。
4.集客経路を考える
ウェブメディアの主な集客経路は、検索エンジンとSNSです。
検索エンジンでは、SEO対策によって検索結果の上位表示をねらい、集客を行います。検索の上位に表示されれば、過去の古い記事でもアクセスを集めることが可能です
SNSでは、状況に応じた投稿を行い、短期間のうちに集中的に集客を行います。ファンを作ることで情報のシェアによる拡散を期待できること、多くの人の目につきやすいため潜在層へアプローチできることがSNSの特徴です。
効果的な集客経路としては、検索エンジンで検索したワードに関連する広告を表示するリスティング広告や、SNS(Twitter、Facebook、Instagram)上に広告を出稿する方法もあります。
5.サイトの制作方法を決める
ウェブメディアの制作は自社で行う方法と、外部に発注する方法があります。
自社制作は、デザインやコンテンツの自由度が高く、サイト運用費だけにコストを抑えられるメリットがありますが、ウェブメディア制作の専門知識や技術をもった人材が必要です。
制作会社への外部発注は、高いクオリティを期待できる反面、制作コストが高額になるデメリットもあります。また、制作実績が少ない制作会社では、ウェブ制作がうまくいかないこともあるので、会社選びも重要です。
ウェブメディア立ち上げの際には、メリットとデメリットの両面を比較して、自社で制作するか、外注するかを決める必要があります。
6.運用方法を考える
ウェブメディア立ち上げ後は、自社で運用する方法、外部に発注する方法があります。
ウェブメディア運用の外注とは、サイト自体の更新や管理、コンテンツの制作を外注することです。一部の依頼もできますし、企画・制作・運用すべての依頼もできます。
外注するメリットは、社員の運用業務の負担軽減になることと、メディアのクオリティの維持や向上が期待できることです。しかし、その分の運用コストがかかりますし、企業の独自性が反映されにくいといったデメリットも発生します。
自社運用と外注での運用も、メリットとデメリットを含めて検討する必要があるでしょう。
ウェブメディア立ち上げの流れ
次に、ウェブメディア立ち上げの大まかな流れを紹介します。
サイトを制作する
ウェブメディア立ち上げのためには、ベースとなるウェブサイトの制作が必要になります。制作にあたって必要な要素は以下のとおりです。
・独自ドメインの取得
・サーバー環境の設定(自社制作の場合)
・プラットフォームの決定
・サイトマップの設定
・レイアウトの設定
ウェブサイトは、一からデザインを制作する方法や、WordPressのようなCMS(Contents Management System)を利用して制作する方法があります。CMSは、無料もしくは低価格で、コンテンツの制作や管理を行えるものも多いです。
コンテンツを制作する
次に、コンテンツを制作していきます。
ウェブメディアの成長のためには、定期的な更新が必要です。自社運用の場合、編集部で記事を作成する方法、外部のライターに作成を依頼する方法、メディアごとに制作会社に依頼する方法があります。
ウェブメディアの運用目的から外れないためには、編集部での作成、外注による作成の両方を活用していくのが現実的です。
制作するコンテンツは、SEO対策の観点により、対策キーワードの決定、対応する記事構成の作成、記事執筆の順で行われます。
誰が記事を執筆することになっても、メディアとして内容にズレが生じないよう、記事の目的や文調などを定めたレギュレーション(執筆規則)を用意しておきましょう。
データ分析を行う
ウェブメディア立ち上げの目的を達成するには、アクセス解析や分析ツールを使った、公開したコンテンツのデータ解析が必要です。
具体的には、以下のデータでユーザー満足度を測定します。
・ページごとの滞在時間
・直帰率(そのページだけを閲覧してサイトを離れたユーザーの割合)
・離脱率(ページが閲覧された回数のうち離脱したユーザーの割合)
「Googleアナリティクス」や「サーチコンソール」が代表的な分析ツールです。
ウェブメディアの立ち上げにはサイトM&Aがおすすめ!
ウェブメディアを一から立ち上げるのには労力もコストもかかります。そのため、既存のサイトを利用できるサイトM&Aがおすすめです。
サイトM&Aがウェブメディアの立ち上げに最適な理由
サイトM&Aを利用すれば、既存のサイトを購入し、自社サイトとして運用できます。ウェブメディアの売買も多く、多くのサイトが売りに出されているため、目的に適ったウェブサイトを購入することも可能です。
さらに、既存のサイトはすでにユーザーが付いており、SEO対策でも有利というメリットもあります。コンテンツもある程度用意されていることから、ウェブサイト立ち上げにともなう新規コンテンツの準備も必要ありません。
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まとめ
ウェブメディアの一からの立ち上げは、時間もかかるほか、コストもかかります。既存のユーザーやコンテンツを活用できるウェブメディアの買取も候補として検討してみると良いでしょう。