アフィリエイトの仕組みや流れを解説!メリットや知っておきたい注意点も紹介

副収入を得る方法のひとつとして、アフィリエイトに興味をもっている方もいるのではないでしょうか。 この記事では、アフィリエイトで収入が発生する仕組みやアフィリエイトを始める流れ、メリットや注意点を紹介していきます。

この記事は約7分で読み終わります。

アフィリエイトの仕組みを解説!4つの構成要素とは?

アフィリエイトは、「広告主」、「メディア」、「ユーザー」、「ASP」の4つの構成要素から成り立つ、Web上の広告代理店のようなものです。

商品やサービスの認知拡大などの報酬として、ウェブサイトやブログの運営者に報酬が支払われます。

仕組みとしては、メディアが運営するWebサイトやブログに広告主の広告を掲載し、ユーザーが広告をクリック、またはユーザーが広告クリック後に商品やサービスを購入したときに報酬が発生します。

アフィリエイトは、メディアが広告主から直接依頼を受けて広告を掲載するのではなく、報酬支払いの代行業務などを行う「ASP」を介するのが一般的です。

ここでは4つの構成要素について詳細を解説します。

アフィリエイトの構成要素1:広告主

広告主とは、商品やサービスを販売する企業などのことで、販売促進を目的にアフィリエイトのメディアに広告の掲載を依頼します。

アフィリエイトを活用することで、広告主はより多くのメディアに掲載してもらえるメリットがあります。

広告主が出稿を依頼する商品やサービスは、旅行や食品、エステ、クレジットカードの申し込み、通信関連、などです。広告主の広告出稿依頼は、ASPを通して行われるのが一般的です。

アフィリエイトの構成要素2:メディア(アフィリエイター)

メディア(アフィリエイター)とは、サイトやブログの運営者のことです。メディアは、自身が運営するサイトやブログに広告主の広告を掲載して、ユーザーに商品やサービスを紹介します。

広告の出稿依頼は広告主から直接受けることもありますが、ASPを通すことが一般的です。ASPでは、広告主のさまざまな広告の出稿依頼が掲載してあり、その中からサイトやブログのコンテンツに合った商品やサービスの広告を選択できます。

メディアは、広告を掲載して、広告ごとの条件を達成することで報酬を得ることができますが、その条件は広告によりさまざまです。

「ユーザーが商品を購入したら○○円」、「1件の成約につき購入価格の◯◯%」、といった成果報酬型のほか、広告のクリックを条件にしたクリック報酬型もあります。

アフィリエイトの構成要素3:ユーザー

ユーザーとは消費者のことです。メディアを訪問する人、メディアに出稿された広告を通して商品やサービスを購入する人を指します。

ユーザーは、欲しい商品を検索したり、SNSなどを見たりしてメディアを訪問することが多いです。

ユーザーがメディア掲載の広告を通して商品を購入することによって、売上の一部がメディア(アフィリエイター)に還元されます。

アフィリエイトの構成要素4:ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)

ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)とは、メディアと広告主を仲介する業者のことです。主に、システムの提供、広告主からの報酬の支払い代行業務を担います。

広告の一括管理で、それぞれのメディアに広告を提供できるのがASPの特徴です。一方で、近年ではASPを介さずに、広告主がメディアに直接広告を提供するサービスも誕生しています。

アフィリエイトの主な流れは?

アフィリエイト開始から報酬発生までどのような流れになるのか、アフィリエイトで報酬が発生するまでの仕組みを紹介します。

準備~ASPへの登録

アフィリエイトは、インターネット上のサイトやブログを利用した広告掲載により報酬を得る仕組みです。アフィリエイトを始めるためには、広告を掲載するサイトやブログの準備が必須です。

ASPの登録にあたってもサイトやブログの登録が必要になりますので、まずはアフィリエイト用のサイトやブログを立ち上げましょう。あわせて、報酬を受け取るための銀行口座も準備しておきます。

サイトやブログを用意できたら、仲介業者であるASPの選定を行います。掲載したい商品、広告の報酬などをもとに、ニーズに合ったASPを選んで登録しましょう。

よく知られているASPだからとすぐに決めてしまわず、ASPの選択には十分に時間をかけて、サイトやブログで発信していきたいコンテンツに合ったものを選ぶのがポイントです。

広告の選定・設置~報酬発生

ASPの登録を行ったら、サイトやブログに掲載する広告を選定していきます。サイトやブログのテーマに合った広告を選択すると、メディアの信頼度が増し、成果につなげやすいでしょう。

広告の掲載にともない、審査が必要な場合は申請を行います。ASPや広告主によって審査にかかる時間はさまざまです。

広告を選定したら、商品やサービスについての記事を準備します。ユーザーが商品やサービスに興味を抱きやすい内容にすることがポイントです。

記事を執筆したら、ASPで取得した広告コードをコピーしてサイトやブログに貼り付け、公開します。

あとは、商品やサービスがユーザーに購入されるなど、それぞれの広告の条件を満たしたときに報酬が発生する仕組みです。購入のキャンセルなどがなければ、登録した銀行口座に報酬が振り込まれます。

知っておきたいアフィリエイトのメリットや注意点を紹介

次に、アフィリエイトを始めるにあたって知っておきたいメリット、押さえておくべき注意点を取り上げます。

アフィリエイトのメリット

アフィリエイトのメリットは、手軽に始めやすいことと、商品やサービスの紹介を収益につなげられることです。基本的に、PCやインターネット環境があれば、アフィリエイトは始められます。

また、商品やサービスの紹介を中心に情報を発信するため、得意分野があれば成果につなげやすく、サイトの閲覧数増加を狙うことも可能です。個人だけでなく、企業でもアフィリエイトは活用されています。

さらに、アフィリエイトは、広告主、ユーザーにとっても魅力的な仕組みです。

広告主は、自社以外のチャネルで商品やサービスを広く宣伝してもらえるため、売上アップを期待できます。成果報酬型が基本でコスト管理しやすいことから、さまざまな企業で活用されています。

ユーザー側については、アフィリエイトサイトやブログを閲覧することで有益な情報を取得しつつ、手軽に商品やサービスを購入できるメリットがあります。

アフィリエイトの注意点

魅力的なアフィリエイトですが、一方で問題もあります。誰でも商品やサービスを紹介できるため、事実と異なる情報が掲載されるおそれがあることです。

これまでも、経験したことのないエピソードを交えて商品やサービスを紹介したり、事実とは異なる表現で商品やサービスを紹介したり、ユーザーに不利益が生じるケースが発生することがありました。

事実とかけ離れた内容は、広告主のブランドイメージを壊すだけでなく、ユーザーも離れていくなど、信頼が損なわれてしまいます。商品やサービスの購入につなげたいからと、虚偽の内容や誇張した表現は掲載しないようにしましょう。

また、このようなアフィリエイトのトラブルの発生にともない、規制強化の動きも進んでいます。特に、医療分野については高い信頼性が求められるようになっています。

アフィリエイトを始めるときは、展開していきたいテーマでの規制はどうなっているか、現在の規制強化の動きはどうなっているかも逐一確認しましょう。

まとめ

アフィリエイトを始めるなら、どのようにして報酬が発生するのか仕組みをよく理解しておくことが大切です。また、アフィリエイトで報酬を得るにはサイトへのアクセスを集める必要がありますので、収益につながるまでしっかり準備を行う必要があります。

アフィリエイトを始める際は、一からサイトやブログを準備するだけではなく、すでにユーザーのいるサイトやブログを購入するのも方法のひとつです。

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