PPCアフィリエイトとは「PPC広告を出稿して収益を得る手法」のこと
PPCアフィリエイトとは「PPC広告を出稿して収益を得る手法」のことです。
PPCとは「Pay Per Click」の略称で、クリック課金のことを指します。PPC広告は、クリックされるごとに課金されるクリック課金型広告のことです。
PPCアフィリエイトでは、PPC広告を出稿してサイトのアクセス数を増やし、アフィリエイトで収益を得ます。広告の出稿費用はかかりますが、その分サイトやブログにアクセスしてもらいやすくなるため、結果としてアフィリエイト報酬が得られやすくなるのです。
SEOでアフィリエイトサイトが上がりにくくなっている今、PPC広告は、アフィリエイトで収益を上げるうえで必須の手法となりつつあります。
PPCアフィリエイトで出稿する広告の種類と費用
PPCアフィリエイトで出稿する広告の種類にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは2種類の広告について、費用を含めて紹介します。
リスティング広告(検索連動型広告)
リスティング広告とは、検索エンジンの検索結果の上部に表示される広告のことです。
リスティング広告は、狙ったキーワードで検索したときに、SEOで上位のサイトよりも優先的に表示されます。検索結果の上位に表示されれば、何かを解決しようとして、あるいは興味をもって検索したユーザーに見てもらえるので、サイトやブログに誘導し購入・契約してもらえるチャンスが増えます。
リスティング広告は、解決したい悩みや欲しい商品がすでに決まっているユーザーへの訴求に適しています。そのため、単価の高い商材や修理、工事などの緊急性の高い商材におすすめです。
大まかな出稿費用は、Googleリスティング広告では、1クリックあたり50〜1,000円程度です。最低広告出稿金額は1,000円からですが、数クリックされると終わってしまいます。広告による効果を得たいなら、ある程度の予算を用意する必要があります。
また、販売したい商品が低価格だと、広告費に見合った成果が得られないこともありますので、リスティング広告が適切かどうかを検討したうえで進めましょう。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリ上に表示される画像広告のことを指します。
リスティング広告と異なるのが、ディスプレイ広告は自分でなにかを検索してきたユーザーを対象にするのではなく、該当の商品とは無関係のWebサイトを閲覧しているユーザーを対象にする点です。
そのため、今すぐ購入する可能性が高いニーズをもった人ではなく、いまはその悩みがない、困っていない人にアプローチできます。すぐに購入につながる即効性はありませんが、幅広いユーザーにアプローチができるメリットがあります。
ディスプレイ広告は画像を使った広告のため、視覚的な訴求が効果的な食品や化粧品、衣料品などの商材を販売したいときに向いている広告です。
ディスプレイ広告の費用は、クリックごとに費用が発生する「クリック課金」と広告が表示された回数に応じて費用が発生する「インプレッション課金」で異なります。
GDN(Googleディスプレイ広告)を例に見てみると、クリック課金の場合は1クリックあたり50〜100円程度で設定されます。インプレッション課金の場合は1,000回表示あたり数十円〜数百円程度です。
PPCアフィリエイトの始める4ステップ
PPCアフィリエイトはどのように始めれば良いのでしょうか。4ステップに分けて手順を説明します。
STEP1.ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)に登録する
ひとつめのステップは、ASPに登録します。
ASPとは、広告主とアフィリエイターをつなげる広告代理店のことです。自社の商品を紹介してほしい広告主と、紹介をして報酬を得たいアフィリエイターをつなぐ役割をもっています。
ASPに登録を済ませたら案件を確認し、利用したいアフィリエイト広告を選びます。
ASPは基本的に登録や利用は無料です。登録作業はそれほど難しいものではなく、費用がかからないので、複数のASPに登録しておくのも良いでしょう。
STEP2.ASPに掲載されている案件から使用する商品広告を選ぶ
次のステップでは、ASPに掲載されている案件から使用する商品広告を選んでいきます。商品広告によって収益はかなり変わってきますので、吟味して選ぶ必要があります。
PPCアフィリエイトを行う際は、「リスティングOK」や「一部リスティングOK」の案件の中から選びましょう。
「リスティングOK」の案件であれば、広告に商品名を表示させることができます。ただしライバルは多くなるため、効果的な広告を打とうとすると広告の単価が高くつきやすい点に注意しましょう。
「一部リスティングOK」の案件は、商品名以外なら出稿可能です。比較的ライバルが少ない傾向があります。
競合の少ない一部リスティングOKの案件を扱うなら、認知度が高く売れやすい商品または単価の高い商品で始めるのがおすすめです。
STEP3.狙うキーワードを決め、セールスサイトを作る
続いて、狙う検索キーワードを決めて、セールスサイトを作ります。
キーワードの設定では、どんなキーワードならユーザーに広告をクリックしてもらえるかをしっかりと考えましょう。キーワード分析ツールを利用して、商材と関連性の高いキーワードや、競合がどんなキーワードで出稿しているのか調べた上で選定します。
セールスサイトとは、PPC広告をクリックしたあとに遷移するページのことです。PPCアフィリエイトでは、ユーザーがPPC広告をクリックして、セールスサイトへ流入、リンク先のページで購入、という流れを辿ってはじめて、アフィリエイターにアフィリエイト報酬が入ります。
せっかくセールスサイトにアクセスされても、見応えがなかったり、わかりにくかったりするページではユーザーは離脱してしまいます。
セールスサイトには商品の特徴や感想などを盛り込み、商品への期待感をもたせるような良質なサイトにすることが重要です。
STEP4.PPC広告を出稿する
4つめのステップで、準備したPPC広告を出稿します。
Google広告などの広告運用プラットフォームへ登録します。登録が完了したら、広告の出稿作業をします。広告を出稿するときに、広告予算やターゲット、上限クリック単価、広告費の支払い方法などの設定が必要です。これらを決めて設定が完了すれば広告が掲載されます。
初めて広告を出稿する人は、まずは小額の設定金額から始めると良いでしょう。反応がわからないなかで大きな予算を充てたとしても、クリック数だけが増えて購入につながらず報酬が生まれないこともあります。はじめから大きな損を出さないよう、注意することが大事です。
まとめ
今回はPPCアフィリエイトについて解説しました。アフィリエイトで収益を得るには、サイトやブログへのアクセス数が必要です。今回紹介したPPCアフィリエイトの手順を踏んで、サイトのアクセスを増やし、アフィリエイトの収益化を目指しましょう。
アクセス数を伸ばすために広告を出稿するのに手間を感じる、あるいは早急にアフィリエイトで収益化を図りたいと思う場合は、すでにアクセス数を集めて収益を上げているサイトを購入する手もあります。
収益化できているサイトの購入に興味があれば、「M&A-WEB」を活用してみてはいかがでしょうか。M&A-WEBなら会員登録は無料で、スムーズにサイトの取引ができます。さまざまなジャンルのサイトを取り揃えているので、気になる方はぜひご利用ください。