アドセンスとアフィリエイトはどう違うの？
アドセンスとアフィリエイトはどちらもサイトで収益を生み出す仕組みです。しかし、収入源やシステムが異なります。それぞれどのような違いがあるかを解説します。
アドセンスはクリックで収益が発生する
アドセンスとは、サイトに掲載した広告をユーザーにクリックされることで収益が発生するサービスです。有名なものとしてはGoogleアドセンスが最も知られているでしょう。
「クリック報酬型」とも呼ばれており、広告内容はユーザーの興味のあるジャンルに合わせてシステム側が自動的に決めています。そのため、サイトを運営する側が自ら広告の内容を選ぶことはできません。
自身のサイトに広告を掲載するには、アドセンス審査に申し込む必要があり、一定の基準を満たしておかなければなりません。
明確な審査基準は公開されていませんが、記事の数や質、独自性、禁止されているテーマが含まれていないかなどの観点から十分な対策が必要です。
アフィリエイトは広告経由の購入で収益が発生する
アフィリエイトとは、自身のサイトなどで特定商品の広告を掲載し、興味を持ったユーザーが購入や契約などのアクションをすることで紹介料として収益が得られる仕組みです。
広告主の成果に結びつくことで収益化できるため「成果報酬型広告」とも呼ばれており、クリックしただけでは報酬は発生しません。
アフィリエイトには、あらゆるECサイトが広告主となってリンクを提供している「ASP型」と、Amazonや楽天市場などのモール型ECサイトで販売されている商品を紹介する「モール型」があります。
どちらを利用する場合も提供元に登録する必要があります。広告掲載には一定の審査はありますが、アドセンスよりも審査基準が低く通過しやすいものが多いです。
アドセンスとアフィリエイトの違い
アドセンスとアフィリエイトには、掲載する広告の選択肢や自由度に大きな違いがあります。
アドセンスは自身で掲載する広告を選べないため、掲載内容は閲覧するユーザーによって異なるシステムです。しかし、アフィリエイトでは、ASP型とモール型のどちらの場合でも広告内容を選ぶことができ、自身のサイトに合わせた商品を紹介できます。
また、広告誘導に関しても違いがあり、アフィリエイトは「購入はこちら」のような促しができますが、アドセンスでは禁止されていて広告への直接的な案内はできません。
ほかにも、アドセンスは1クリック当たりの報酬額が決められていますが、アフィリエイトでは広告ごとに報酬額が異なるうえ、自身で金額の設定を考えることもできます。
このように、さまざまな点でアフィリエイトは選択肢が豊富で自由度も高く、アドセンスは設定が固定されている部分が多いです。
アドセンスとアフィリエイト！メリットとデメリットは？
アドセンスとアフィリエイトそれぞれのメリットとデメリットを紹介します。
アドセンスのメリット・デメリット
さまざまな設定が固定されているアドセンスのメリット、デメリットを解説します。
メリット
アドセンスの最大のメリットは、クリックしてもらうだけで報酬が発生する点です。アフィリエイトのように、ユーザーに購入や契約を促すよりも収益につなげやすいでしょう。
また、広告を選ぶ必要がなく、時間と手間もほとんどかかりません。自動的にユーザーに合わせた最適な広告が表示されるため、サイトの内容に関係なくクリックされる可能性が高いです。
掲載したくないジャンルは設定できるため、サイトのイメージと合わない広告を掲載させないように調整できます。
デメリット
クリックで報酬が得られやすい反面、1クリック当たりの報酬額が低く大きな収益を得るのは容易ではありません。一般的には月に数十万回という大量のアクセスを集めた場合でも、収益としては数万円ほどになることが多いです。
アドセンスの広告の審査は厳しく、掲載できるようになっても禁止事項などがあり、正しい対応ができていないとアカウントが凍結されるリスクもあります。
また、広告を自身で設定できないため、サイトや記事との関連性がない内容も表示される場合が多いです。
アフィリエイトのメリット・デメリット
アドセンスに比べて、掲載できる広告の選択肢が高いアフィリエイトのメリット、デメリットについて解説します。
メリット
アフィリエイトの場合は、報酬単価がアドセンスよりも高く、広告によってはひとつの成約で数万円の利益になることもあります。そのため、個人でも大きな利益を生み出せる可能性があり、本業としても十分に生計を立てられるビジネスになるかもしれません。
さまざまな種類の商材から自身が紹介しやすいものを選べます。報酬額が低くても成約数が伸びそうなタイプや、購入や利用などの成約への難易度が高くても報酬が大きいものなど、選択できる自由度が高いです。
「購入はこちらから」のように広告への直接的な誘導が可能なため、コンテンツの内容やターゲットとなるユーザーに応じた戦略なども考えられます。
デメリット
アフィリエイトでは、自身でサイトやコンテンツに適した広告を選ばなければなりません。そして、紹介する商材にユーザーを誘導するためには、魅力的なコンテンツを作るための文章力やユーザーの目を引くためのサイト設計力が必要です。
アドセンスの場合はクリックだけで報酬が得られ、ユーザーの負担としてもほとんどありません。しかし、アフィリエイトでは商材を購入してもらうといった、ユーザーの負担が増えるため報酬発生の難易度が高くなります。
アフィリエイトで成果を出すためには、最低でもサイト運営のための知識やスキルが重要ですので、初心者で安定した収入を得るのは簡単ではありません。
アドセンスとアフィリエイトはどっちが稼げる？
アドセンスとアフィリエイトの稼ぎ方の違いについて解説します。
早く報酬を稼ぎたいならアドセンス！
アドセンスは、ある程度のアクセス数を集められるサイトであれば、早い段階で収益を上げやすいです。
広告掲載の翌日から収益が発生することも少なくありません。コンテンツ制作期間も含め、サイト運営を開始してから3週間ほどで初報酬を得るケースもあります。
アフィリエイトでは、サイトへのアクセスがあったとしてもユーザーが購入するまでのハードルが高く、すぐに成果報酬が発生することはほとんどありません。
そのため、短期間で素早く稼ぎたい場合は、アドセンスの方が圧倒的に有利といえるでしょう。ただし、1件あたりの報酬が少ないため、大きな利益にはつながりにくいです。
一獲千金を狙うならアフィリエイト！
アフィリエイトであれば、1件あたりの単価が数千円〜数万円と高額な報酬もあるため、大きく稼げる見込みがあります。年収1億円以上を稼ぐ人がいる程、アフィリエイトには一獲千金を狙える可能性があります。
サイトへのアクセス数が少ない場合でも、ユーザーの一人が広告から商材を購入すれば報酬が発生するため、アドセンスより高い収益になることが多いです。その分、集客以上に広告へ誘導できるような上質なコンテンツ作成が重要になります。
アドセンスとアフィリエイトの選び方や使い分け方
アドセンスとアフィリエイトの選び方や使い分け方を説明します。
初心者はアドセンスから始める
初心者の場合は、ネットで稼ぐ感覚を身につけるために、早めに報酬が得られやすいアドセンスから始めることをおすすめします。アクセス数の増加が報酬に直結するためです。戦略としても集客に注力できます。
ネットビジネスに参入する際は、少額でも報酬を得ながら経験を積むことが大切です。
ジャンルが決まっているならアフィリエイトに挑戦する
サイトのテーマや内容が明確でなおかつ、自身のサイトにマッチした商材があれば、アフィリエイトで大きく稼げる可能性があります。
そのため、特化型ブログなどは同じジャンルの広告を掲載しやすいアフィリエイトに向いているでしょう。
どちらも併用するのがおすすめ
アフィリエイトとアドセンスは併用可能です。どちらか一方に絞る必要はないため、アドセンスから始めて、途中からアフィリエイトを加えて両方に挑戦することで収入の柱を増やせます。
ただし、同じ記事にどちらも掲載する場合はコンテンツ量と広告のバランスに注意が必要です。1画面におけるコンテンツ量が半分以上になるようにしましょう。
まとめ
アドセンスはユーザーに広告をクリックされることで報酬が得られ、アフィリエイトは広告主の成果につなげることで収入が得られます。
どちらもネットで収入を得る方法ですが、広告の自由度や報酬額、利益を得るまでの期間などに違いがあり、それぞれの特徴を見極めてサイト運営することが大切です。
早い段階でアクセス数を増やしたい場合は、M&Aで収益性の高いサイトを購入する方法もおすすめです。M&A-WEBでは、目的に応じたサイトのマッチングサービスを行っており、スピーディで安全な取引ができるようにサポートしています。ネットビジネス初心者でも安心なサポートが充実していますので、お気軽にご相談ください。