海外に販路を持てる!おすすめの越境ECサイト6選!
まずは海外との商取引をしたいときに役立つ、おすすめの越境ECサイトを紹介します。
誰もが知るECサイトから、世界各国で利用されているオークションサイト、特定の国で人気のECサイトまで6つまとめました。
1.Amazon
Amazonはアメリカのシアトルに本拠地を置くECサイトであり、アメリカではEC市場シェア1位を誇っています※。
ECサイトの種類としてはモール型ECに分類され、数え切れないほど多くのショップが自社の商品を出品し、販売しています。
商品の取り扱い数と、展開する地域の広さは世界最大級のため、商品を海外展開したいときにはAmazonを使わない手はないでしょう。認知度も高いため、集客力に優れる点も大きなポイントです。
海外向けに商品を展開したい場合は、アメリカ版のAmazonであるAmazon.comに出店しましょう。Amazon.co.jpは日本向けのAmazonですので注意が必要です。
2.Walmart
アメリカにて誕生し、いまや世界最大の売上を誇るスーパーマーケットチェーンのWalmartが展開しているECサイトです。取り扱っている商品は日用品のほか、家電製品や衣類品もそろっています。
アメリカではECサイトの売上ランキングで2位を獲得しています※。実店舗もあるため、買い物の仕方や購入するものにあわせて店舗とECサイトを使い分けられるのは便利でしょう。
近年は越境EC事業を拡大すべく、出店者を増やすための取り組みに注力しています。いま越境ECサイトを始めるなら、Walmartへの新規参入が狙い目かもしれません。
3.eBay
eBayは世界の約200ヵ国にて利用されているインターネットオークションサイトで、日々多くの商品が取引されています。
アメリカでのEC売上ランキングは、Amazon、Walmartに続いて第3位です※。個人でも商品を出品できるという特徴があり、オークションという性質上商品を安く手に入れたいユーザーが多く集まっています。
なお、登録無料で商品を出品できるのがメリットであり、とりあえず越境ECを利用してみたいという場合にもおすすめです。
4.Tmall Global(天猫国際)
世界で最も人口が多い中国で人気のモール型ECサイトが、Tmall Globalです。月間のアクティブユーザー数は約7億人にものぼり、中国では一番利用されているECサイトになります。(※2022年4月時点)
Tmall Globalに出店するブランド数は約25,000にもなり、日本からはユニクロ、パナソニック、マツモトキヨシなども出店しています。日本の有名企業が多く出店していることからも、信頼のおけるECサイトのモールだといえるのではないでしょうか。
なお、Tmall Globalには法人組織や団体のみが出店可能であり、出店にあたっては厳しい審査があることも覚えておくべきです。
5.JD Worldwide(京東国際)
JD Worldwideは、中国のEC市場にて2位の売上を誇っています。JD Worldwideは家電製品を多く取り扱うECサイトで、取り扱い商品ならびに売上商品の約50%は家電製品で占められています。
越境ECサイトの運営を検討しており、特に家電製品の販売に力を入れたい企業であればJD Worldwideの利用がおすすめだといえるでしょう。
家電製品のみならず、日用品も取り扱っています。日用品の中にはキャノンやカルビーなど、日本ブランドが多く出店しています。なお、登録にかかる初期費用はTmall Globalに比べて安価です。
6.Vip.com(唯品会)
アパレルECサイトを海外向けに展開したいなら、Vip.comがおすすめです。こちらも中国に拠点をかまえる大手の越境ECサイトで、会員数は2億人以上になります。
衣類品にアクセサリーなど、ファッションアイテムをメインに取り扱っていることから利用者には女性が多いです。
誤って非正規品を販売しないための対策として、各種アイテムは企業から直接仕入れています。手頃な価格で高品質のアイテムを販売しているのも特徴なので、リーズナブルな商品を好むユーザーに愛されやすいECサイトだといえるでしょう。
※出典:「Top 10 US Companies, Ranked By Retail Ecommerce Sales Share, 2020」(emarketer.com)
海外向け越境ECサイトを運営する際の注意点
ここでは、海外に向けてECサイトを展開する際の注意点を解説します。
言語の壁がある
海外のユーザーに向けて商品を展開するにあたって、あらゆる言語に対応したECサイトを構築しなければなりません。
越境ECサイトを構築するにあたってどの国で展開するか決定したら、その国の言語のルールを理解したうえで、適切な文章になるように翻訳しましょう。
方法として、機械翻訳を利用する手があります。機械翻訳のサービスといえばGoogleやweblioなどの翻訳機能がありますが、どうしても違和感のある表現になってしまうことがあるため、不自然な文章になっていないか確認する必要があります。
また、可能であればその国の言語を母語として使うネイティブスピーカーを雇うことも検討しましょう。
現地の文化や法律に精通する
販売先の国が変われば、文化や法律も異なります。日本での当たり前が海外では禁止されていたり、トラブルのもとになったりすることを忘れてはいけません。
たとえば、ある国では違法物とされているものを知らずに送れば、税関法に引っかかって罰せられることもあるのです。
越境ECサイトを運営する際には、あらかじめその国の文化や習慣を理解しておきましょう。上記のようなトラブルを回避できるほか、商品の売り時を見極めるときにも役立ちます。
決済方法について理解しておく
国境を超えて商取引を行うなら、世界で広く利用されている決済手段を取り入れるべきです。アメリカやヨーロッパではPaypalが広く普及しており、中国ではAlipayやWechatPayが2大ペイといわれています。
また、為替の変動にどう対応するかも考えておかなければなりません。日本の為替にあわせてもらうのか、各国の為替にあわせるのか前もって決定しておきましょう。
越境ECサイトは自社ECで構築することも可能!
最後に、越境ECサイトを自社で構築するメリットとデメリットを解説します。
海外向け自社ECサイトのメリット
自社でECサイトを構築する最大のメリットは、デザインやシステム面での自由度が高いことです。
また、モール型ECに自社の商品を出品する場合、そのECサイトにて定められている規約により販売を諦めなければならないことがあります。その点、自社ECサイトを運営していれば自社のルールに基づいて商品を販売することが可能です。
海外向け自社ECサイトのデメリット
ゼロから自社ECサイトを立ち上げるとなると、どうしても集客や宣伝のコストを確保しなければなりません。また、Webサイトを構築するには知識とスキル、時間が必要であり、手間がかかるのはデメリットといえるでしょう。
これらのコストや手間がネックになりECサイトの構築や運営に二の足を踏んでいるなら、サイトM&Aを検討してみてはいかがでしょうか。
サイトM&Aは既存のWebサイトを購入し、自社Webサイトとして運営する手法です。
サイトM&Aサービスを展開するM&A-WEBなら、初めてのサイトM&Aを利用する方へ手厚くサポートいたします。ECサイトの売買実績も豊富ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。
まとめ
海外向けのECサイト運営を検討しているなら、今回紹介した越境ECサイトへの展開も検討してみましょう。ただし、成功するためには言語の壁を乗り越え、国ごとに異なる文化や習慣を理解したうえで取り組む必要があります。
モール型ECを利用せずに国境を超えた商取引を行うためには、自社でECサイトを構築する方法もあります。
自社構築のメリットとデメリットを認識し、状況に応じてサイトM&Aの利用も検討しながらECサイトの運営を成功させましょう。
アメリカのECサイトシェアの上位1~3位の参考元であるため、H2の最後に記載しています。