【ペイペイモール】出店する流れは?手数料や審査についても説明!

Yahoo!ではYahoo!ショッピングのほかにペイペイモール も運営しています。Yahoo!ショッピング内で商品を検索すると、ペイペイモールの商品がヒットすることもよくあるでしょう。EC事業での売上アップを目指すなら、ペイペイモールに出店しておきたいところです。 ここでは、ペイペイモールへの出店方法やYahoo!ショッピングとの違いなどについて説明していきます。

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ペイペイモールに出店する3つのメリット

EC事業で売上を伸ばすためには、自社に合ったECモールへ出店することが重要です。そのためには、出店予定のECモールについて、メリットや特徴などを把握しておく必要があります。ペイペイモールに出店するメリットについて解説します。

集客力が高い

ペイペイモールは2019年10月にYahoo!が設立した ECモールです。Yahoo!ショッピングの検索では、ペイペイモールに出店しているショップの商品もヒットする仕様になっています。そのため、Yahoo!の集客力を利用できるのがメリットです。

また、スマートフォン決済で有名な『PayPay(ペイペイ)』を導入していることから、ペイペイユーザーも囲い込むことができます。有効期限付きのペイペイボーナスライトの残高を消費したいユーザーにとって、魅力的なショッピングサイトです。

EC事業者にとって、Yahoo!とPayPayの両方の利用者を集客できるメリットは非常に大きいでしょう。

PayPayのキャンペーンに参加できる

PayPayではキャンペーンを頻繁に開催しており、大型キャンペーン開催時にはペイペイモールでも高い集客力を発揮します。キャンペーンを利用するためにペイペイモールで買い物をするユーザーも少なくありません。

また、PayPay残高で支払うことを条件としている還元キャンペーンを定期的に開催しているのも特徴です。

キャンペーン開催時には、高額な買い物をする人や、消耗品をまとめ買いするユーザーも多く、売上アップが期待できます。

自社のブランディングができる

ペイペイモールは、ほかのECモールと比べて出店の審査が厳しいのが特徴です。Yahoo!では、ペイペイモールをYahoo!ショッピングよりも上位のプレミアムモールと位置づけています。厳しい出店条件をクリアしているショップだと示せるため、消費者から信用を得ることができます。

ペイペイモールに出店しているショップに安心感を覚えて、購入してくれるユーザーも少なくありません。

現在のところペイペイモールに出店しているショップは少なめですが、大手企業の店舗がよく目につくでしょう。ペイペイモールに出店するということで、大手企業と同等と認められたといえます。プレミアムモールなので、店舗のイメージが上がり、自社のブランディングにも役立つでしょう。

ペイペイモールの出店条件

ペイペイモールに出店する条件は、Yahoo!ショッピングにすでに出店している場合とそうでない場合で異なります。

Yahoo!ショッピングに出店済みの事業者の場合

すでにYahoo!ショッピングに出店しているショップなら、ユーザーからの評価や出荷の早さなどで一定の基準をクリアしなければなりません。

また、一時的に高評価が増えただけでは足りず、一定期間維持する必要があります。ほかにも年間の流通総額が1.2億円以上あることやYahoo!ショッピングベストストアアワードの受賞歴がある ことなどが条件であり、優良店と認められたショップでないと出店できません。

Yahoo!ショッピングへ出店していない事業者の場合

Yahoo!ショッピングにまだ出店していないショップの場合には、年商規模などで条件が設定されています。大半の業種のショップは年商100億円以上でないと出店できません。

また、食品カテゴリーと家電カテゴリーにおいては、年商規模の基準が異なります。食品カテゴリーは30億円以上で、家電カテゴリーは500億円以上です。

大手企業でない場合、これらの年商規模を容易に達成できるものではありません。そのため、Yahoo!ショッピングに出店していない業者が最初からペイペイモールに出店するのは難しいのが実情です。

ペイペイモールの出店手数料

ペイペイモールに出店を検討しているなら、出店にかかる手数料についても確認しておきましょう。Yahoo!ショッピングと異なり、売上額に応じて出店手数料が発生します。

手数料の割合は、年商規模や商品カテゴリーなどにかかわらず一律3%です。消費税抜きの売上金額を元にして計算されます。

また、ペイペイモールの出店手数料とは別に、Yahoo!ショッピングの基本プランの料金も別途負担しなければなりません。いずれも支払先は運営元の『Yahoo!JAPAN』です。

Yahoo!ショッピングからペイペイモールへの切り替えをした場合には、出店手数料の分だけ費用が増えることを認識しておきましょう。

ペイペイモールに出店する流れ

ペイペイモールに出店する際の基本的な流れについて紹介します。

Yahoo!ショッピングの出店審査を申し込む

ペイペイモールへの出店は、基本的にYahoo!ショッピングに出店していることが前提です。そのため、まだYahoo!ショッピングに出店していない場合には、先にYahoo!ショッピングへの出店手続きを済ませておきましょう。

その際、審査に通過する必要があります。ここで不安になってしまう人もいるかもしれませんが、Yahoo!ショッピングの出店審査はそれほど厳しくありません。ほかのECモールと比べても、出店しやすい部類に入ります。

出店審査にかかる時間もそれほど長くはありません。早い場合だと2営業日程度で審査が完了します。時間がかかる場合でも10営業日程度あれば審査結果が通知されるでしょう。

Yahoo!ショッピングへの出店手続きについてはこちら

ペイペイモールプランに変更する

ヤフーショッピングへの出店審査に通過したら、ペイペイモールプランへの変更手続きを行いましょう。Yahoo!ショッピングの管理ページにプラン変更フォームへのリンクがあります。

プランの変更手続きそのものは、それほど複雑なものではありません。15~20分程度あれば済む内容です。

開店準備をして審査を受ける

ペイペイモールの契約審査に通過し、その結果が通知されたら、開店準備に取りかかりましょう。商品ページを作成し、写真や説明文を掲載します。開店準備で行う作業の量は多いため、3週間程度はかかるものと捉えておきましょう。

開店準備が完了したら開店審査です。結果が通知されるまで3~15日程度かかります。無事に審査に通過したら、ペイペイモールで商品を販売できるようになります。あとはどんどん売上を伸ばしていくだけです。

ペイペイモールはプレミアムモールという位置付けであるため、移行完了後もその点を意識した運営を行いましょう。ペイペイモールにふさわしくないと運営側から判断されると、退店させられてしまうこともあります。

また、同じショップがYahoo!ショッピングとペイペイモールの両方に出店することはできません。そのため、ペイペイモールに移行した店舗は、移行と同時にYahoo!ショッピングからは退店することになります。

まとめ

ペイペイモールはYahoo!が運営しているECモールで、高い集客力が魅力です。Yahoo!ユーザーに加えてペイペイユーザーも囲い込めます。

また、Yahoo!ではペイペイモールをYahoo!ショッピングの上位に位置づけられており出店することで、ブランディングの強化にもつながるでしょう。

ただ、ペイペイモールの開店審査に通過するのは容易なことではありません。そこで、ペイペイモールはYahoo!ショッピング同様にアカウントの譲渡が禁止されていますが、AmazonやBASEなど 、すでに実績のあるアカウントを購入する方法もあります。

その際にはM&A-WEBにお任せください。M&A-WEBはWebサイトやアカウントなどを売買できるプラットフォームです。電子契約サービスやエスクローサービスなども提供しているため、安心して利用できます。

EC事業をスグに成長できる、AmazonやBASEなどの アカウントを購入するなら、ぜひM&A-WEBの利用を検討してみてください。