ネットビジネス起業とは？概要と需要
ネットビジネス起業とは、インターネット上で完結するビジネスで起業することをいいます。オンラインで完結して在宅でも始められることから、企業だけでなく個人参入も多いビジネスです。
インターネットは広告媒体が豊富にあることから、ビジネス規模は右肩上がりで成長しています。
ネットビジネス起業におけるメリット・デメリット
ネットビジネス起業はどういった面が魅力的なのか、あるいはどういった面に注意が必要なのか、そのメリットとデメリットを解説します。
メリット
ネットビジネス起業のメリットは、以下のとおりです。
・ビジネスの幅を広げられる
・場所を選ばずに働ける
・小規模からスタートできる
それぞれ詳しく解説していきます。
ビジネスの幅を広げられる
ネットビジネス起業のメリットのひとつは、ビジネスの幅を広げられることにあります。ネットビジネスはインターネットを介して行うことから、世界中の人々とつながれる可能性があるためです。
日本語だけでなく外国語も駆使すれば、グローバルな情報発信や販路拡大も期待でき、新しいビジネスにつながる可能性も秘めています。
場所を選ばずに働ける
ネットビジネス起業は、パソコンなどのデバイスとネット環境があれば、どこでも作業できるのが特徴です。事務所をもったり、店舗を構えたりする必要がないため、少額でもビジネスをスタートできます。
思い立ったらすぐに行動に移せるのがネットビジネス起業の魅力です。
小規模からスタートできる
ネットビジネス起業は、本格的なビジネスだけでなく、空き時間を活用した副業感覚でも始められます。さらに、0円から、または少額の資金からスタートできるため、失敗したときのリスクも少ないです。
小規模からスタートして、需要が拡大してきたタイミングでビジネスの規模を拡大するといったこともできるため、事業規模の調整もしやすいビジネスといえます。
デメリット
ネットビジネス起業のデメリットは、以下のとおりです。
・売上が出るまでに時間と手間がかかる
・トラブルの責任を負う必要がある
・競合が多く差別化が難しい
それぞれ詳しく解説していきます。
売上が出るまでに時間と手間がかかる
ネットビジネス起業を始めて間もないと信用や実績がありません。そのため、なかなか売上につながらないといったことも多いです。
地道に実績や信用を作り上げることで、売上に反映されるようになっていくものの、そこに達するまでには時間も手間もかかります。成果が出る前に挫折してしまい、ビジネスを諦める人も多くいます。
トラブルの責任を負わなければならない
ネットビジネス起業はほかのビジネスと同じように、個人であったとしても起業した本人がトラブルの責任を取らなければなりません。
取引上のミスもありますが、特に注意したいのがSNSなどによる炎上リスクです。SNSなどで不適切と見られる発言をしてしまうと、サイトが炎上してしまうことがあります。
炎上した場合、うまくトラブルに対応しないと今後の売上に大きく影響してしまうほか、状況によっては、サイトの運営自体が難しくなりかねません。
競合が多く差別化が難しい
小規模からスタートできるなどメリットも多いネットビジネス起業は、それだけにライバルも多いです。成功するには、スキルや経験を磨いたり、差別化を図ったりするなどの継続的な努力が求められます。
また、ネットビジネスと関わりの深い検索エンジンのアルゴリズムは大きく変更されることもあり、広告市場も常に変化していきます。そのため、ネットビジネスで成功するには、常にこのような変化をすばやく察知し、柔軟に対応していかなければなりません。
【おすすめのネットビジネス3選】具体例とやり方
ネットビジネス起業といっても、その手法はさまざまです。ここでは、おすすめのネットビジネスについて、3つ紹介します。
アフィリエイト
アフィリエイトは、成果報酬型広告によるネットビジネスです。アフィリエイトをするには、広告を仲介するASPに登録する必要があります。
ASPを利用してインターネット広告を掲載し、広告ごとに設定されたクリックや商品購入などの条件を満たすことで収益が発生する仕組みです。アフィリエイトサイトやブログ、動画サイトなどを介してアフィリエイトが行われます。
やり方
アフィリエイトを始めるには、サイトやブログの開設が必要です。アフィリエイトのベースとなるサイトを準備したら、インターネット広告の仲介をしているASPに登録します。
ASPにもさまざまな種類がありますので、取り組みたいジャンルの広告が豊富にあるASPを選択することが大切です。ASPに登録したら、ASPに登録されている広告掲載商品を選定します。掲載する広告は、開設したサイトやブログのコンセプトに合わせて選びましょう。
広告の選定が終わったら、広告先の商品やサービスを紹介するための記事を作成して広告を掲載します。後は、広告のクリックや広告先での商品購入など、読者のアクションを待ちます。
動画サイトやSNSなど、取り組みたいジャンルに関心の高いユーザーに合わせて、サイトやブログを宣伝するための活用チャネルを選ぶようにしましょう。
ネットショップ
ネットショップは、インターネットを利用して商品を販売するネットビジネスです。自社のオリジナル商品や仕入れた既製品を販売します。実店舗を持たず、インターネット上において商品を販売できるのが魅力です。
ネットショップのやり方として、主にオリジナルのネットショップを作成して販売する方法と大手企業のショッピングモールで販売する方法があります。手軽に始めるなら、ショッピングモールへの出店がおすすめです。
やり方
まず、ネットショップを構築して販売するか、ショッピングモールに出店するか、商品の出店先を決める必要があります。手軽に始められるのはショッピングモールですが、ネットショップ作成ツールを活用すれば、ネットショップの構築も難しくはありません。
出店先を決めたら、販売する商品を自社で製造するか、他社から仕入れるか、出品する商品を検討します。扱う商品を決めたら、ネットショップに商品の詳細や写真などを掲載して商品を販売するといった流れです。
ネットショップは商品の製造や商品の仕入にコストがかかりますので、初期には最低限の設備でスタートし、軌道に乗ってきたタイミングで改善を図ると良いでしょう。
コンテンツ販売
コンテンツ販売は、スキルやノウハウをデータにして販売するネットビジネスです。電子書籍やレッスン形式の講座、セミナー動画など、さまざまな販売方法があります。
やり方
コンテンツ販売を始めるには、コンテンツを配信できるスキルシェアサービスへの登録やサイトを開設する必要があります。
コンテンツ販売の下地が整ったら、文章や動画などのコンテンツを作成して、サービスやサイト上に掲載してコンテンツを提供する流れです。
コンテンツは、一度作成したら半永久的に広告収入が見込める反面、変化するユーザーのニーズに対応できないと廃れてしまいます。ニーズに合わせたコンテンツの改善も必要です。
ネットビジネス起業で失敗しないためのポイント3つ
ネットビジネスは個人も参入しやすい反面、失敗も多いです。失敗しないための3つのポイントを取り上げます。
時間がかかることを覚悟しておく
ネットビジネスは軌道に乗るまでに時間がかかります。数ヶ月から1年以上の時間がかかることも多いです。
ネットビジネスで収益を得るには時間がかかることを肝に銘じた上で、成功までのイメージをもってビジネスをスタートするようにしましょう。
起業コストをかけすぎない
パソコンやソフトウェアなど、準備段階にもかかわらずコストを投入しすぎると、資金不足で失敗することがあります。ネットビジネスが軌道に乗るまでは無料コンテンツを利用したり、すでに収益を上げているサイトを購入したりすることも検討してみましょう。
サイト購入であれば、サイト立ち上げのための手間やコストを削減できるため収益化を実現しやすいです。
サイトの購入なら、M&A-WEBへお任せください。個人対企業、企業間にこだわらず、丁寧なサポートと効率的なマッチングで理想の相手先とのM&Aをサポートします。
検証と改善をコツコツ続ける
ネットビジネスで成功している人は、検証と改善を繰り返す努力を続けています。ビジネス全般にいえることですが、ネットビジネスでもPDCAサイクルを繰り返すことが大切です。
ネットビジネスの形を作ったからと安心せず、継続的に収益を上げられるように改善の努力をしましょう。
まとめ
ネットビジネス起業は個人でも始めやすく魅力的ですが、収益化に時間や手間がかかるなどのデメリットもあります。早期に収益化を実現したいなら、既存のサイトを購入するのも方法のひとつです。