サイトの売買は儲かる?うまく利益を上げる4つのポイントとは

サイト売買とは「サイトM&A」とも呼ばれており、インターネット上のWebサイトを中心としたデジタルコンテンツを売買することを指します。 諸事情から「サイト運営が難しくなった方が売却」を希望し、「時間をかけずにある程度の収益が見込めるサイトを手に入れたい方が購入」を希望することで、売買が成立する取引です。ただし、必ずしも買収したサイトで儲かるわけではありません。利益を出すためには、押さえるべきポイントがあります。 そこで今回は、サイトを売買して利益を上げる仕組みや方法についてわかりやすく解説します。売買を検討されている方は参考にしてみてください。

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サイト売買は儲かるの?

サイト売買は購入したサイトの価値を高めて売却することで差益を得ることや、購入したサイトをそのまま運営して収益を得ることができるため、投資のひとつでもあります。

冒頭でも紹介したとおり、売買をすれば確実に大きな利益が出せるわけではありません。サイトを継続的に運営し成長させる体制を整えたり、適切なタイミング・トレンドなどに合わせて売買したりすることが必要です。しかし、これらをクリアしてから購入すると儲かる(利益が出やすい)といわれています。

それでは利益が出やすいといわれる理由は以下です。

サイトを作る手間が省けるから

すでに開設して運営されていたサイトを購入することで、サイトを作る手間を省くことができます。

サイトの構築には、一般的に多くの時間や労力が必要です。しかし、既存のサイトを購入することで、下記の手間と費用を削減することができます。

・ドメイン取得やサーバー契約
・デザインの検討やシステムの構築
・サイトのファンを作るための仕組みづくり

運営しているサイトを購入することで、人的リソースを割くことなくスピーディーに事業展開やサイトの収益化を実現することができるでしょう。

はじめからある程度の収益を見込めるから

すでに利益を上げているサイトを購入することで、初月からある程度の収益を得ることができるのもサイト売買のメリットです。

サイトを立ち上げてから収益を上げるためには、閲覧数を伸ばし顧客を獲得する必要があります。自分でゼロからサイトを立ち上げた場合、安定した収益を得られるまでに1年近くを要することも多く、サイト構築に要した初期投資を回収するまでに長い時間が必要です。

一方で、サイトを購入すると運営ノウハウや顧客などを引き継げるため、速やかに収益化しやすくなります。サイト売買サービスでは、売買対象となるサイトには現在の収益額が明示されているため、購入時は必ず確認しましょう。

利回りが良いから

投資商品としてサイトを見た場合、その利回りの良さも魅力といえます。

不動産投資の平均利回りは10%以下ですが、サイトの利回りは100%以上になることもあるからです。なお、利回りは、年間の収益の合計を購入価格で割ることで求められます。

【例】1ヶ月の収益が30万円で、サイト購入価格が収益の12ヶ月分(360万円)の場合
【年間の収益の合計(30万円×12)】÷【購入価格(360万円)】=【利回り(100%)】

上記の例で、収益の10ヶ月分で購入できれば計算上の利回りは120%です。

ただし、安定して収益を上げ続けるには、購入したサイトを運営するスキルや知識が必要であることには注意しましょう。

サイト売買で利益を大きく上げる2つの方法

サイトを購入して利益を上げる方法は、主に2つがあります。利益を上げる方法から解説して、次に利益を上げるためのポイントを紹介します。

サイトを買って自分で運営する

購入したサイトをそのまま運営し、サイトからの毎月の収益で利益を上げる方法です。

購入したサイトに手を加えて、より一層収益を得られるように改善していくことで、安定した収益を上げることができるでしょう。たとえば、サイトの構成やコンテンツの内容を見直してアクセス数を上げたり、収益性の高い広告に切り替えたりなどの対策が考えられます。

特に、現在は利益が出ていないもののアクセス数の多いサイトは、収益化しやすいサイトの可能性があるため、自分で運営することができるか検討してみても良いでしょう。

買ったサイトを育てて高値で売る

サイト売買で利益を上げるもう1つの方法は、購入したサイトにテコ入れして収益率を高くしたら、売却して差益を得ることです。

高値で売れるサイトには、以下の特徴が挙げられます。

・SEO施策がきちんと行われている
・収益や集客数・CV率などが高い

サイトを育てて利益を上げるには、買い手のニーズを踏まえた改善を行い、サイト収益が高い状態のときに売りに出すことがポイントです。

また、売主が売り急いでいるなど値下げ交渉が可能なサイトは、この手法で利益を上げるのに最適といえるでしょう。

サイトの売買でうまく儲ける4つのポイント

サイトの売買できちんと利益を出すには、押さえるべきポイントが4つあります。具体的にどのような点に注意が必要なのか、把握しておきましょう。

1.利益が出やすい分野にターゲットを絞る

まずは、閲覧数を伸ばしやすく利益が出やすいジャンルに絞って、買い取るサイトを探すことが大切です。

サイトは、ジャンルによって収益化のしやすさに差があります。たとえば、アフィリエイトや広告を出しにくいジャンルは、広告収入を得にくくなるため、収益を上げるのは難しいでしょう。

ただし、人気が高いジャンルは当然ライバルが多いため、かえって閲覧数が伸び悩む場合があります。ある程度市場が小さくても、継続して収入を得られる分野に絞ると良いでしょう。

2.優良サイトを選ぶ

サイトの売買で効率的に利益を上げるためには、優良サイトを選びましょう。

優良サイトの特徴は下記です。

・利益が低くても閲覧数が多い
・収益源が複数ある
・自然流入以外にも、ソーシャルメディアなど多彩な流入経路がある
・良質なコンテンツが多数ある

運営者が変わっても変わらずに安定して収益を得られやすいサイトです。このような優良サイトを選ぶことで利益を上げやすくなります。

3.事前にしっかりリサーチする

サイト自体やサイトのジャンル・運営方法などについて事前にリサーチを徹底することも、利益を上げるために欠かせません。

まずは下記を意識してリサーチしましょう。

・必要なノウハウや労力から見て、自分でサイト運営が可能か
・購入後に必要な運営作業には、どのようなものがあるか
・成長見込みがあるか
・運営者が変わっても、安定して収益化できる売上の流入経路か 等

さまざまな角度からリサーチして購入するかどうか検討することで、購入後に「運営できなかった」「高く売れなかった」という事態になるリスクを減らせます。

4.サイト売買の仲介サービスを利用する

サイト売買時は、トラブルが起こりやすい個人取引は避け、信頼できる仲介サービスを利用しましょう。

サイト売買時のトラブルは、主に下記が挙げられます。

・相場と異なる価格を提示される
・必要な情報を開示されない
・古いデータを直近のデータと偽って提示される

このようなトラブルを防ぐには、ある程度サイトM&Aの知識が必要です。購入前に調べたり相談できる仲介サイトを利用したりしましょう。

サイトM&Aプラットフォーム「M&A-WEB」では、サイト売買が初めての方でも安心して利用できる体制を整えています。疑問があればチャット機能で相談できるため、もしもトラブル発生の予兆があれば早期から防止することが可能です。加えて、匿名性を確保できるのでプライバシーを守りながら交渉できるでしょう。

丁寧なサポートと効率的なマッチングでWebメディア・Webサービスなどを安全・スピーディーに売買できるM&Aプラットフォーム「M&A-WEB」を活用してください。

まとめ

サイト売買で利益を上げるためには、ポイントを押さえた購入サイトの検討や購入後の運営が欠かせません。安易に売買をせず、購入前には当記事を参考に慎重なリサーチを行いましょう。